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気仙沼・大島へ行ってきました。

2011年04月09日 | 震災・災害関連
昨日は気仙沼・大島へ行ってきました。
皆さんから集められた単1電池342個、信じられないくらいの重さだったのですが、ネットで調べたら大島小学校の避難者数は200人とあったので、いくらなんでも200個以上は持っていかなきゃ意味ないよなと思って、集まった分は全部、もって行きました。

ご協力くださった皆さん、本当にどうもありがとうございました。

学生のおうちを訪ね、ご両親にもお会いし、いろいろなお話を伺って大変有意義な訪問になりましたし、同時に大島支所に電池を持って行ったおかげで現地のニーズも把握でき、今後やるべきことが明確になりました。やはり現地に足を運ばないと見えてこないものがあります。思い切って出かけてよかったです。大島はこれまで大型のフェリーで本土と結ばれており、住民の方は車で行き来ができました。が、その船が今は陸に上がってしまっています。



この写真の奥にある大型船が、陸にあがっちゃったフェリーです。
それで、今はこの船で人が行き来しているんです。



こんなちっちゃい船ですから、運べるものも限られます。
わたしが見たときは、気仙沼から乗り込む方々はみな大荷物をかかえていて、食品やティッシュの箱などを持ってる方も多くみられました。

大島はロープウェーで上る山の上からの眺めが美しいことでも有名でしたが、ロープウェイも今はこの通り。


気仙沼湾が震災後火事になりましたよね。その火が大島にも燃え移って、ロープウェーの山頂も焼けてしまったそうです。
今、大島はインターネットが使えない状態なので、役所の皆さんでさえネットは携帯で見たり、3Gのデータ通信でやりとりする程度。情報量が非常に少ない状況で、本土とはものすごい隔たりがあります。しかも携帯の電波がめちゃくちゃ弱くて、電話はかなりかかりにくいし、携帯メールもだめな時間帯・場所があります。

気仙沼の港近くは水が引いておらず、車で走行できるところが限られてますし、火災で船は真っ黒に焼けてしまい、途方もない被害ですがとりあえず7日の地震前はJRで一関から入れたり、高速で北上することもできたので物資も入りつつあるようなんですが、大島は今後も非常に厳しい状況だと思います。

最後は気仙沼のエースポートにある津波避難の標識の写真です。付近の高台を指しています。
コメント (4)
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