犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【その他】神道「道」と宗教「教え」の違い(宗教のうえの対立はない)

2022年05月30日 | その他
言語の違い、親西欧か親露かなどの国内の対立があるうえに、
ウクライナが付け込まれた背景には、宗教の違いもあるらしい。
ロシア正教会はプーチンを支持し、プーチンはウクライナの親露派住民を支援する。
一方、西側の親西欧派住民はローマ教会側だ。
日本では、宗教の上の違いがあっても対立はほとんどない。
宗教への向き合い方が違うのではないか。

ところで、なぜ、宗教が必要か。
考える人間は、精神的に常に不安定である。
なまじ、頭脳が発達しているだけに要らぬ心配や不安で一杯である。
こうすればいいですよ、教えてあげますよ、そのとおりにしなさいと、
優しい言葉を投げかけてくれる「教え」がどうしてもかかせない。
それが、「宗教」、言い換えると、「真の教え」、このとおりすれば安心だよという拠り所だ。

だが、これがあれば、問題ないと思うが、そんな完璧な、100%の教えなどあるわけはない?
のにもかかわらず、そこらここらで、これが「真の教え」だという輩がでてくる。
異なる「教え」をとなえると、それは違う、「真の教え」ではないということになる。
対立が生まれる!

一方、わが国では、
「神道」である。
繰り返すが、「神教」ではなく、「神道」である。
「教え」ではなく、「道」である。
「道」は、方向はわかるが、どこまで行っても明確な答えがない。
極めるのが困難であり、自問自答しながら、努力する以外にない。
心配や不安が降り積もれば、罪穢れを払うという考え方だ。

この神道の国に
後から、入ってきた宗教(仏教)も「真の教え」とはいうものの、
教えを守らなくても罰を受けるわけではないし、念仏を唱えると誰でも極楽浄土へ
行けるという安直さだ。
対立が生まれるわけはない。
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