【日々是好日なり】あばれ祭り

　毎年７月第１金・土曜日に能登町宇出津で行われる。
　３百数十年前のこと、宇出津で悪病が蔓延。
　十村（大庄屋）の櫻井源吾が、京都の祇園社から牛頭天王（スサノオノミコト）を勧請して当地の八坂神社に祀った。
　神霊の蜂が悪疫病者を刺したところ快癒し、八坂神社の祭神を祀り、祭りが始まった。

　いわずとしれた、スサノオノミコト（須佐之男命）は、荒々しい乱行により天上界から追放された乱暴な神様で、ヤマタノオロチも退治した。
　祭りで氏子たちは神輿を担いでまわるが、祭神のスサノオノミコトは乱暴な神様なので、神輿を荒々しく扱うと喜ぶらしい。
　最後は、神輿を投げつけて半壊しにするという。
　当方は、静かな祭りの方が好きで、あばれ祭りはどうも受け付けないが、当地の人達はたいへん盛り上がるようだ。
　困ったことに、　
　これを見てきた子供たちは家へ帰って部屋に置いてあるものを手当たり次第に投げつけて困るのだそうだ(-_-;)