犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】】住民監査請求をして金沢市の行政行為を変更させた(その2)

2024年07月07日 | 日々是好日なり
 石川県は、辰巳ダム建設計画において、河川維持用水0.24m3/秒(20,700m3/日)を確保するために、207万m3の利水ダム容量が必要だと主張していた。
➡(中)金沢市が34年間つかっていない遊休水利権がある、犀川ダム利水ダム容量240万m3それを返上させて代替すればいい。
➡(石川県)金沢市の権利であるから、石川県は取り上げることはできない。
➡(中)それでは、県民、市民の立場から、金沢市へ遊休水利権の返上を求める。
➡(中)金沢市へ遊休水利権の返上を求める公開質問状を提出。
➡(金沢市)「市民の貴重な権利で維持すべきものである」との回答。
➡(中)使用する見込みのない行為で市民に不当な負担を課しているので遊休水利権を返上するべきという「住民監査請求」を行った。
➡(金沢市監査委員会)裁量権の範囲内であり、却下。だが、「付言(当初の計画と現在までの実績との乖離が著しい例だ)」がついた。
➡(金沢市)工業用水道にかかる委員会が開催されて討議の結果、遊休水利権を河川管理者の石川県へ返上。
➡(石川県)返上された水利を入れて新規の辰巳ダム計画を策定。

一市民が「住民監査請求」を行って、行政の行為を改めさせるという事は滅多ないないことらしい(^^;)

コメント
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