トルコに旅したのは2011年のこと。
街には、現大統領の実物よりかなり若く見えるポスターが溢れていました。
そのポスターにかかれていた2023の文字。
聞けば2023年は建国100年目の年なのだと言う。
帰国して、選挙の結果を知ったけれどあれから12年長期政権ですね。
アンカラで建国の父のアタテュアル廟を訪れました。
献花する学生たちとすれ違った時、霊廟から国歌が流れてきました。
すると学生も、広場にきていた小学生の一団も、参拝者も立ち止まり、胸に手を当てて国歌を聞き始めました。
その姿新鮮で、感動しました。
その姿に私たちも倣らわずにはいられませんでした。
そこで逢った小学生たちが「こんにちは」と挨拶してくれました。
トルコ語の挨拶の言葉も言えなかった私、恥ずかしかったわ。
トルコは親日的だと聞きます。
それがその昔、トルコの船が和歌山県沖で遭難したのを、串本町の皆さんが救助したのが縁だそうです。
その話はトルコの国語の教科書に載っていて、それが親日の源だと知りました。
教科書の力ってすごいですね。
時代が変わって、湾岸戦争の時、日本はまだ邦人救助に飛行機を出せなかったのかな。
トルコは自国民は徒歩で帰国させ、飛行機を日本人のために飛ばせてくれたのでした。
あの頃の日本、国外にでている邦人を守る制度ができていなかったのですね。
ギリシャにいた日本人が、やはり「国は何もしてくれなかった」と嘆いて話してくれました。
トルコとシリアの惨状が流れてきます。
世界に目を向ければ、戦火に暮す人々が大勢います。
私たちにできること、ありますよね。
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