信濃毎日新聞の「考」シリーズ

2014年03月25日 | 読書
あの大雪から40日、その雪も日陰にわずかに残るのみとなりました。まあー長かったわ。雪のお布団がなくなった大地には緑色が見え、クロツカスが咲き、水仙の芽がでています。

 ネコヤナギを見た時は、立ち止まって感動してしまいました。自然はすごいと、寒い寒いと縮こまっていた人間とは違うわ。

 桜前線もいよいよ動き始めましたね。佐久の桜はたぶん1ケ月後でしょうか。

 信濃毎日新聞に月2回の日曜日の1面に「考」シリーズがあった。書いているのは信濃毎日新聞の主筆「中馬清福氏」。

 このローカル新聞、長野県の教養が落ちたのはこの新聞のせい・・・・なんて私が時たま毒するくらい地方密着型である。
 
 まあーここに住んでいるからねえ・・・・この地の9割の人が購読しているのも事実だろう。

 そんなことを言いつつも、私はこの新聞のファンである。

 この「考」・・・・どれだけ考えさせられるかわからなかった。

 信濃毎日新聞の姿勢の象徴だろう。

 最近では、特定秘密法に対して強い警鐘をならしていた。それを読みながら私は自分が意見を言わずにこのままで良いのだろうかと思ったものである。

 将来「おばあちゃんは、その時何の反対もしなかったの?」と戦場に赴く孫に問われるかもしれないと。

 何かが変わっている。何の情報も言論の自由もなかった時代と違って、今の私たちはかなりのことを知りうる立場である。平和ボケしてしまったのだろうか。

 安心と安全は太陽のようなものだろうか。

 中馬氏が体調を崩されて講演が中止になるという記事は読んでいたが、先日の「考」で9年224回続いた「考」が最後だと告げられたのである。

 「考」はこれで終わりです・・・・その一文がどれほどの人にショックを与えたことだろう。

 そして最後に、

 主筆は退きましたが、論説顧問としてのご縁は続きます。静養の後、ふらっとご当地を訪れるかもしれません。そのときははよろしくおつきあいください。

 と結ばれていた。

 すごいメツセージ。

 どうぞ1日も早く元気になられて「考」が再開される日をお待ちしています。
                                       依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家                          


【 中島木材のホームページは こちら


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