「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

「3.11で世界が変わった」と思う僕と「放射能は厭きた」東京マスコミの溝。セシウム花粉は去年の数倍!

2013-01-18 10:25:00 | 福島第一原発と放射能

あす土曜日【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】 空席あり。

14時~16時 (受け付け1330~)姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】

 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 駐車場あり。参加費:999円  

 申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記しメールかこくちーずで申込。託児無、子連れ参加可。

 sanohiromi3@gmail.com    090-5175-6139(担当:サノ)

 こくちーずの申し込みページ→ http://kokucheese.com/event/index/69644/

===============================================

セシウム花粉の量は、今年は多いです。

花粉の量は、去年の5~6倍と東京都は予測しています。

騒がなくなっているだけで、危険は変りません。

実は騒ぐなという抑圧がかかっているという情報も僕にはきています。

花粉マスクは必須です。

 きのう、都内のあるマスコミの方と、長時間お会いして、お話しいたしました。いろんなお話をしたのですが、やはり一番感じたのは、僕と東京マスコミの距離感です。

「木下さん、ぼくの会社でも、3.11から世界が変わったと実感している人間はほとんどいません。

3.11から別の世界になったと、感じている人間はたぶん一割いるかどうか。9:1ですよ。

あの直後に家族を逃がしていた人はいますが、一週間、二週間で、東京に戻したはずです。

3.11から世界が変わったという実感を共有している人間は本当に少ないのです。」

おそらく、特にマスコミの中ではこうした感覚が強いのだろうと僕も思います。たぶん、一般社会の中は、7:3位の認識比率とおもっていますが、マスコミの人たちの方が認識しにくい。今まで、自分が東京のマスコミ人として優位に生きてきた時間の流れの中で、その優位な心地よさを捨てる感覚は勿論ないんです。マスコミというのが、なにか本質をあぶりだすために、格闘する戦いではなくて、この東京の中での楽しい生活を、知的な装いとともに過ごせるステイタスとなっているものなのです。そこにしか、マスコミの本質、マスコミ人の本質はない。これは、もっと実質を考える一般社会の方たちよりも、ある意味、遅れていると僕は思います。

僕は、「3.11以降に世界が変わった」という感覚の中で生きています。自分が生きてきている中で、それまで得てきた大半のメリットは捨てました。捨てる以外に、自分の過去にしてきたことと、これから生きていくことへの整合性をとることができないからです。しかも、僕の目から見たら、3.11後の世界と3.11以前の世界は別の世界と見えます。

放射能、放射性物質というものがあまりに大量に拡散をしました。その量は、高崎のCTBTのチームの報告だと、チェルノブイリ当時、関東の最大降下量の84倍。核実験当時の数千倍にあたるといいます。広島・長崎以上、現実にこれまで日本人が経験したことのない放射性物質が大量に存在している状態に、関東と南東北の大半のエリアは置かれています。

敢えて言いいますが、「穢れた地」になってしまったのです。

このことを、きちんと見据えてきちんと考えないと、僕はまずいと思っているし、何回かスクープをとってきた人間として、これを的確に伝えること以外に、今の日本国内で本質的なスクープなどひとつもありえないと確信しているからです。

僕の鼻はスクープが何があるのかを嗅ぐのは得意です。

そして、この鼻はその匂いを敏感に教えています。スクープの匂いを。

僕はそこに答えがあると確信しています。それでも、そうした感覚は二十年近く、こうした仕事をしてきても、伝えたいと話してきた人たちに伝わりません。そうしたことを、ある意味、上を押しのけて、報じていくのが、ジャーナリストや記者という存在のあるべき姿ですが、まったくそういう声は続きません。

「木下さん、一社に一人と思うんですよ。上と闘って、突破して報じていくような人間は。今の日本のマスコミで。でも会社ごとそういうことはありえない会社もあるし、そもそもそうした人材のレベルがいない会社もある。東京の新聞、テレビ、通信社で数人いるのかどうかというのが、本当のところではないでしょうか。木下さんがいたら、突破したかもしれない周りの人も、木下さんがいなかったら突破しょうともしないし、木下さんに連絡しないというのも、ある意味、よくわかる気がしますよ」と。

僕の伝わらなさ。東京のマスコミとの意識の開き。

「なんか面白くないネタ。受けない話なんですよ。マスコミの中で、原発や被曝は。もうあきたというのが本音。だから、次の目新しいことに行きたい。現実から、目を背けているという実感のあるマスコミ人さえ少数で、そんなことさえ考えていない。」

「でも、放射能の話をやろうとすると、まわりから過剰反応が返ってくるんですよ。それで、なんともならなくて、なにか放射能の話をやるのが面倒な感じになる。それは本当におかしいんですが。でも、なんだか意味なくハードルが高いのですよ。」

 僕に答えはありません。いろんな可能性を確かめる作業はもう少し続けますが、他者の意識というのを変革するのは大変に難しい作業です。カルト団体が、薬物などを使っておおがかりな洗脳とかしないと事が進まなかったのも、よくわかります。人は、今の自分が楽なことを考えるし、行動する生物で、それと違うことを言いづけることを納得させるのは、ほぼ無理という話です。

 これも、対案にはなりませんが、僕が必読して拡散してほしいと話している『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故後の健康被害』http://t.co/1wvb9BcP は、衆議院議員団の公的視察資料ですから、これをマスコミの人たちは読んでほしいです。こちらで読みやすくテキスト化したサイトもあります。 http://t.co/iQiRCITt

 特に、被害が自分の身におきうる確率の高い、二十代、三十代の女性記者たちには、きちんと読んでほしいと痛感しています。

 僕はこの世代の女性たちには、特に伝えたいと痛感しているので、開催しているのが次の催しです。できるなら、女性記者や女性のマスコミ人のような意識があって、自分の頭で考えられたはずの人たちとも話をきちんとしたいと考えています(講演会にこっそり聞きに来て、こっそり帰っている人の話はよく聞きます)。読者でそういう方も是非おいで下さい。相互対話。来週土曜日です。

46人限定【1/26(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN三茶】

18:15開場18:30開始21:00終了予定。世田谷区太子堂4-1-1。

三軒茶屋駅直結キャロットタワー内『世田谷文化生活情報センター』5階「生活工房」セミナールームA。

参加対象は、独身女子と既婚でもお子さんのいない女性が主。詳細は申込ページ確認。参加費1500円。

申込はこちらから→

------------------------------------------------------------------------------------------

  ところで来週水曜日の名古屋講演会は、座席は満員となり、キャンセルまちしかありません。大変申し訳ありません。放射能防御プロジェクト中部の体制を改変するため、急遽立ち上げたイベントという関係で、余力がない中での開催です。100人くらいの会場。場所も多人数の部屋が確保できずに申し訳なく思っています。

こくちーずで申し込んだ方も、キャンセルされる際は必ずこくちーず上で手続きをお願いします。

そうでないと、ほかの方に座席がまわりません。

立ち見であれば、当日、数人ならおうけできるかもしれません。

なお、開演時間の一時間前くらいには会場に伺いますので、個別相談や、お話しがある方は一時間くらい前に会場においで下さい。

------------------------------------------------------------------- 

来週水曜【1/23(水)夜 木下黄太講演IN名古屋】 満員です。 

18:30~ (受付開始 18:00~) 

名古屋(日本特殊陶業)市民会館 第1会議室 
金山駅徒歩5分名古屋市中区金山1丁目5−1
申込はこくちーずより→ http://kokucheese.com/event/index/69512/  

(すでに満員!万が一キャンセルの場合は、こくちーず経由はこくちーず上でキャンセルをお願いします。)

 

連絡先 放射能防御プロジェクト中部 rdpchubu@gmail.com

==================================================

 

北関東では、一年三か月ぶりの開催となります。

 

栃木初開催!!【1/25(金)木下黄太講演IN栃木・宇都宮】

 

18:15開場19:00開演。栃木県教育会館小ホール。 宇都宮市駒生1-1-6。定員:165名。参加費1000円。 

 

受付メール :0125tochigi@gmail.comに 氏名、人数(チケットが必要な人数)、連絡先電話番号、市町村明記。

 

 主催「木下黄太講演会in栃木実行委員会」

 

 =====================================================

 

 「大阪ガレキ阻止・飯島勲 内閣官房参与へのお願い手紙作戦」

 

 

 

 宮城のガレキ広域処理が、事実上終了していく構図の中で、残るは、岩手のガレキを大阪市で無理やり処理しようとする構図です。これを避けるためにも、この広域処理がおかしいと感じていて、尚且つ現行政権に強い影響を及ぼせる可能性がある、飯島内閣官房参与に対して手紙を出そうというものです。

 

 この場合はあくまで、お願い事をお手紙でしたためるというスタイルで、その人その人の思いを、名前、住所明記して、送付するのが良いと思います。

 

 飯島氏はたぶん左翼的な活動が盛り上がって送られていると感じると、皮膚感覚ではねつけるタイプでしょうから、そういう文面ではなくて、お一人お一人が、ガレキの広域焼却をすすめた民主党の愚策をやめてほしいということ。特に、岩手からのガレキの搬送を止め、大阪での焼却をやめてほしいと書くべきということです。機械的な文面や、硬直した文面でなく、お一人お一人の心情を書いて送るとよいと思いました。実際に、あからさまな無駄遣いを民主党政権が進めたことは間違いありませんし、それが健康上のリスクを不用に拡大させたのも事実です。そうしたことを、新しい政権下で変えて欲しいというお願いです。

 

あくまで、お願いです。間違わないで下さい。宛先は下記の通り。

 

=======================================

 

〒100-0014

 

東京都千代田区永田町二丁目3番1号
飯島勲 内閣官房参与 様

 

=======================================

 


 

=====================================================

 

健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。 

 

報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp      

  事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。