「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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佐世保銃乱射後も取締りを強めれば人権問題と言う警察関係者

2007-12-16 03:06:14 | その他
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安全上の問題は何もありませんので、先に進んで署名してください。
署名は未成年でも、小中学生でも、ぜひ署名してください。
もちろん日本国民のみならず、
他国の皆様の署名も歓迎しています。




おととい夜から緊迫していた長崎、佐世保の乱射事件は
犯人が自身が信徒である
教会で死すという結末で終りました。
悲劇的な事件をおこした、
この異常な男が銃殺したのは
最近通いつめていたスポーツクラブの
美人インストラクターであり、
そして、先日も昼食を共にしたという
何十年来の親友の男性でした。
お二人が狙われていた可能性も否定できません。
ほかにも乱射していたことで
子供を含む何人もが怪我を負いました。

おそらく人間として
密なやり取りをしていた人間を平気で銃殺し、
関係のない子どもたちまで銃でケガを負わせた
この男。

死んだからといって、許してはならないと思います。
神は全てを許すと思って、教会で死んだのなら
さらに、さらに、許せないです。

また、この件でこの男に散弾銃の所持許可を与えていた
警察が、もっとも問われるべきであると僕は思います。
地元警察の幹部はこの事態後に平然と
所持許可は法的に適正で問題がないと会見しました。
結果としてこのような事態が起きているのに
法手続き的に瑕疵がないと述べることに
一体何の意味があるのでしょうか。
若い女性の命も、幼い子供たちがいる父親の命も
戻ってくることはありません。
警察は市民の安全を守ることが職務であって
この人間に警察が銃の所持許可を与えたことで
二人の命が奪われたことは、紛れもない事実です。
例えば「現行の手続き上、この男に所持許可を与えないという
判断はできなかったと思うが、
市民二人が結果として犠牲になったことは遺憾だ、残念だ」ぐらいの
ものの言い方はできないのかと思います。
警察が自己組織の防衛的文言に終始することは
国民の信頼を損ねることでしかありません。

その上、TBSに出ていた警察庁元警備局長は
日本の銃器の取り締まりはかなり厳しく
これ以上、厳しくすると人権問題になると
発言していました。
このような発言を垂れ流す感覚も良く分かりませんが
この事件直後に人権問題をふりかざして
警察の組織防衛的ポジショントークをする
警察OBがいることにも驚きです。

銃というのは極めて限定的な目的以外、
近代社会において、個人の社会生活に
全く必要があるものではありません。
こういうものをあえて持ちたいという人間については
当然ながらその対価は支払うべきですし、
彼らにいろいろ制約がかかるのは
僕は仕方がないと思います。
暴力によって他者を支配しないというルールで
成立している国家において、
国家以外の暴力装置を持つ者は本質的に不要のはずです。

いままで銃の所持許可を出していたシステムが
うまく機能していたからという理由で
今後もうまくいくとは
この事件後少なくともいえなくなったと思います。
警察は全面的に反省すべきでしょうし
長井さん問題でも今ひとつ腰の定まらない福田総理が
またしても日和見発言に終始していたのも
情けなかったです。

僕は暴力装置としての銃を、それが国家が用いようが、
異常な男が個人で用いようが、
無抵抗な人々に対して、向けられていいはずがありません。

佐世保の亡くなられた男性と女性、
怪我をされた皆さんのことを思うと
この異常な男は許せませんし、
それは無抵抗の長井さんを銃殺するという
非人道的な振る舞いをしたミャンマー当局と
僕の中では重なるものなのです。

とにかく断固として、
銃で何の非も無い人々を殺害させないために
頑張ってゆくしかないと思います。


署名の用紙のPDFファイル設置しました。
ダウンロードして手書きで署名する方のためにお使いください。
https://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
http://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
送付先は下記まで郵便かFAXで。
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
FAX 03-5772-1127
抗議文を引用しておきます。
======================================

ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/12/07 2100現在

 
鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
二木啓孝(ジャーナリスト)
原寿雄(ジャーナリスト)
坂上遼(ノンフィクション作家)
名取美和(バーンロムサイ代表)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
嵯峨仁朗(MIC議長・新聞労連委員長)

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2007/11/27現在(ネット署名11/27も含む)、
署名総数は少なくとも25,362人になりました。


肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。
なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりまずメールでご連絡をお願いいたします。

「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127