「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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長井さんについて中央大学で公開授業が開かれました

2007-12-14 00:06:10 | その他
引き続いて代理で書きます。
私は参加できませんでしたが、中央大学で公開授業が行われました。
コメントという形で入っていますが、それをここにも引用します。

本日15時~16時30分、中央大学多摩キャンパス8号館8207教室で、長井さんの事件に関する公開授業が行われました。法学部の学生を中心に122名が受講しました。長井さんと行動を共にした通訳の方から事件当時の生々しい証言があり、その後、民主運動家からミャンマー政府による圧政の現状の報告がありました。また、呼びかけ人の北村さんからは、そういった中でジャーナリストがどのような役割を果たしているのかといった話も聴けました。担当教授も、かつて観光旅行でビルマを訪問した際、税関職員から賄賂を強要された経験の紹介がありました。終了後に聞くと、話の途中、感極まってしまったとのことでした。
また、授業開始前から、教室の前では、ボランティアの皆さんにより、署名活動が行われました。あいにくの天気で、大変寒い中、頑張って署名集めをして下さいました。この場を借りて、お礼申し上げます。

私はビルマに行ったことはありませんが、知り合いに、アウンサン・スーチーさんとオックスフォード大学でいっしょに学んでいたという人間がいます。
その人間は、スーチーさんが日本に来ていたとき、おそらく逃げてきていたということでしょうが、宿を提供していたと聞きました。
この話を聞いたのは、もう20年前くらいになるかと思いますが、それ以来、スーチーさんのおかれている状況は過酷さがかえって増しているようにも感じられます。
世界の多くの国が、民主化され、なかには経済発展をとげているなかで、ビルマ=ミャンマーのおかれた状況は特異なものなのかもしれません。
なぜそうなってしまったのか。
私たちが考えなければならないことはすくなくないと思います。

署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) http://hal.sakura.ne.jp/sign.html
署名フォームはhttps使用のため、セキュリティアラームがでますが
安全上の問題は何もありませんので、先に進んで署名してください。
署名は未成年でも、小中学生でも、ぜひ署名してください。
もちろん日本国民のみならず、
他国の皆様の署名も歓迎しています。


皆さんも長井さんについての思いや情報を
メールやコメントで是非お伝え下さい。

2007/11/27現在(ネット署名11/27も含む)、
署名総数は少なくとも25,362人になりました。


なお署名の用紙のPDFファイルも設置しました。
ダウンロードして手書きで署名する方のためにお使いください。
https://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
http://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
送付先は下記まで郵便かFAXで。
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
FAX 03-5772-1127


抗議文を引用しておきます。
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ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/12/07 2100現在

 
鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
二木啓孝(ジャーナリスト)
原寿雄(ジャーナリスト)
坂上遼(ノンフィクション作家)
名取美和(バーンロムサイ代表)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
嵯峨仁朗(MIC議長・新聞労連委員長)

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英文の但し書きと抗議文です。

Protest Statement(the Murder of Nagai in Myanmar )
2007-11-26 12:51:52 | Weblog
The text attached below is an English translation of a letter of protest against the Burmese
military's murder of an international videojournalist Mr. Kenji Nagai. The news of this cru
el and brutal murder, which also constitutes a blatant violation of freedom of the press, ma
de headlines all over the world, with a memorable and shocking picture of Mr. Nagai holding
his camera, taken shortly after he was intentionally shot point-blank by a Burmese soldier.
You can see the photograph and read more about this incident in the Wikipedia at <http://en and elsewhere on the internet.
We have formed a group "The Group Protesting the Murder of Mr. Nagai by the Army of Myanmar"
<http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/> in Japan to protest the murder of Mr. Nagai an
d to demand the return of his camera and tape. Although the original letter of protest is wr
itten for the purpose of collecting signatures from the Japanese citizens, we are now also a
sking people from all over the world to show their support for this very important cause. We
have already collected more than 20,000 signatures. However, we need 80,000 more signatures
to reach our goal.

Please sign the letter today and help us spread the word by emailing this text to your famil
y, friends and colleagues.

(To sign the letter, please visit our form at <https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign> and w
rite your name in the first blank and your occupation / title in the second blank.
Because the signature form uses https, there is the case that security alarm is over.
However, there is not the problem in the security at all.)

―――――――――――――――――――――――――

Senior General Than Shwe

Chairman of the State Peace and Development Council,

H.E. Mr. Hla Myint

Embassy of the Union of Myanmar in Japan

Dear Sirs:

On September 27, 2007 a video journalist Mr. Kenji Nagai was shot to death at a close distan
ce by a member of the army of your country. He was reporting the activities of your army tow
ards your citizens in your country as an international journalist. This Japanese journalist
was shot without warning while he was engaged in an international press activity on the stre
et of Yangon. This shooting incident by your soldier constitutes a sever violation of rules
of the international community concerning activities of the press. The action of the soldier
was intentional and cruel which, as members of the international community and as citizens
of Japan, cannot dismiss without strong requests for fair punishment. Furthermore, the polic
e authority of your country has not returned the video camera and the videotape contained wi
thin which Mr. Nagai was using at the time of death. The camera and the tape legally belong
to Mr. Nagai in accordance with the international law.

We hereby strongly protest the atrocity done by the member of your military resulted in the
violent death of Mr. Nagai. We also request with sincerity that details of this incident be
investigated and opened to public, as well as identifying the perpetrator of the murder and
the immediate initiation of due penal processes for this crime accordingly. This is also our
strong request and hope that the video camera and the contained recorded tape be returned t
o Mr. Nagai's family without any modifications to the recorded material.

Best regards,

The Group Protesting the Murder of Mr. Nagai by the Army of Myanmar.

Suite 306, 7-8-25 Roppongi Minato-ku, Tokyo 106-0032 Japan



肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。
なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりまずメールでご連絡をお願いいたします。

「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306