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自己チューの進行形日記でshow。

金柑。

2010年02月11日 | 農業は、スゴイ!

Kinkan

【今年もたわわに実ったキンカンの実。老木の生命力を感じる。】

Ha1

我が家の裏庭に、一本の老木の金柑の木がある。
多分、種類はマルミキンカンであると思う。
母がこの家に来た時には、すでに老木だったと言うから
少なくとも80年は生きているものと思われる。

キンカン(金柑)は、ミカン科キンカン属 (Fortunella)
またはミカン属(カンキツ属、Citrus)の常緑低木の総称だ。

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普通、ミカンは春に真っ白な花をつける。
しかし、金柑の花は夏から秋にかけて3-4回、
2-3cmほどの白い五弁の花をつける。
花の後には直径2cmほどの緑色の実をつける。

(初夏につけた花は実がならないことが多いけどね。)

晩秋から冬にかけて実は黄色く熟する。
今、我が家の金柑は黄色くたわわに実っている。
俳句では秋の季語らしいのだが。

果実は果皮ごとあるいは果皮だけ生食することができる。
皮の中果皮、つまり柑橘類の皮の白い綿状の部分に
相当する部分に苦味と共に甘味がある。

果肉は酸味が強い。果皮のついたまま甘く煮て、
砂糖漬け、蜂蜜漬け、甘露煮にする。甘く煮てから、
砂糖に漬け、ドライフルーツにすることもある。
果皮にはヘスペリジン(ビタミンP)を多く含むという。

我が家では、あまり生食することは無く
母がたまに、蜂蜜漬けにするくらいである。

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これは、想像だがこの金柑の木も祖父が植えたに違いない。
何故なら、庭木の好きな祖父だったから、ありとあらゆる
種類の庭木が私の幼い頃、庭全体にあったと記憶している。

金柑は剪定に強いので観賞用として庭木として植えたのだろう。
また、旧正月を迎える際に柑橘類の鉢植えを飾ることが
多かったことも理由のひとつであるだろう。

さらに、医療の発達していない時代のこと。
果実は民間薬として咳や、のどの痛みに効果があるとされ、
金橘(きんきつ)という生薬名でいうこともあるから、
風邪薬にも用いたのだろう。

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我が家の庭に今も残る何種類かの老木を見るにつけ、
植えた祖父の思い入れを感じるのである

田舎暮らしは良いものだ。

Ha1

1156

【この梅も物凄く老木だ。でも今年も可憐な花を咲かせている。】

Ha1


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素晴らしい実りですね。数えられないほどの量です。 (kazuyoo60)
2010-02-11 14:47:36
子供のころ祖母の家にあったキンカンは中が苦かったですが、我が家のは大きめ目で種以外は全部食べています。せっかくのキンカン、大事に戴いてくださいね。
梅の蕾も密について、とても綺麗です。春が来ましたね~。
返信する
[E:diamond]kazuyoo60様へ (kazuyoo60様へ)
2010-02-13 13:24:50
kazuyoo60様、本記事へもコメント
ありがとうございます。
この「金柑」。裏庭に1本しかないのです。
老木ながら
毎年たわわに実ってくれるので
感謝、感謝です。
実り過ぎて、春先には鳥達の
食い扶持になるのですが、、、。
ご訪問ありがとうございました。[E:club][E:eye][E:ear]
返信する

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