masaring

自己チューの進行形日記でshow。

ある童謡作家。

2008年02月05日 | 音楽!何でも大好き

 

 

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【白浜の名勝、三段壁。この海の彼方に鬼ケ島はあるのか?】

『後の鬼ケ島』  詞:海野 厚

鬼ケ島小島はどこかいな
ぽかぽか日南の海の中
春風時分にゃ 花ざかり
 ♪♪

鬼ケ島小島はどこかいな
そよそよ 小風の離れ島
お祭り時分にゃ 笛太鼓
 ♪♪

鬼ケ島小島はどこかいな
うらうら明るい浪の上
お月見時分にゃ 雁の声 ♪♪

鬼ケ島小島はどこかいな
こんこん小雪の降る小島
餅つき時分にゃ 杵の音 ♪♪

Sakura6

昨年、ある放送局のプロデューサーからCD3枚が届いた。
誰から伝わったのかは不明だが、依頼文と共に。

和歌山の片田舎に音楽が好きな中年がいるよ。
そしてその人なら、コメントを書いてくれると。

2枚は今、その方が力を入れているグループのCD。
音楽何でも好きなまっちゃん。CDを無料送付。嬉しいね。
もちろん感想もメールで送ったし、ブログにもアップした。

しかし、もう一枚のCDのことは、ご免。忘れてた。
タイトルは、「柱のきずは、おととしの海野厚作品集」。

大正時代。子供たちのための歌を模索する人々が
作品を作りはじめた。そして、平成十九年。

厚の母校・○○小学校の子供たち総勢五百人が歌った!。
CDジャケットに、そう記されている。

何と送ってくださった方の伯父さんだったのだ。
聞いてビックリ。まっちゃんの子どものための歌と
相通ずるところが多々見られたんだよ。

海野 厚さんは、童謡作家、俳人。本名は厚一。
俳号は長頸子。静岡県(現在の静岡市駿河区)の出身。

旧制静岡中学卒業後、早稲田大学に入学。
童話雑誌「赤い鳥」に投稿した作品が
北原白秋に認められ童謡作家となる。

俳句同人誌「曲水」にも参加。
中山晋平らとともに「子供達の歌」を出版。
雑誌「海国少年」の編集長も務めた。

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『おもちゃのマーチ』    詞:海野 厚

やっとこ やっとこ 繰り出した。
おもちゃのマーチが、ラッタッタ。
人形の兵隊、勢ぞろえ。
お馬も、犬も、ラッタッタ。 ♪♪

やっとこ、やっとこ、ひとまわり。
キューピーも、鳩も、ラッタッタ。
フランス人形も、とびだして、
笛吹きゃ、太鼓が、
キューピーも、鳩も、ラッタッタ。 ♪♪


28歳の若さで、結核で亡くなってしまったため
作品数は多くない。
彼の母校には「背くらべ」の歌碑が建てられている。

天才の生涯は皆、波乱に富み短いのだ。
しかし、この詩もあの詩もこの方の作品とは?

昔から、将来日本を背負う子ども達のことを考え、
その子ども達のための歌を作っていた人はいたのだ。

いつの世も子どもは宝物だ。そうだよね。

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『背くらべ』     詞:海野 厚

柱のきずは、おととしの、
五月五日の、背くらべ。
粽たべたべ、兄さんが
計ってくれた、背のたけ。
きのうくらべりゃ、何のこと。
やっと、羽織の紺のたけ。 ♪♪


柱に凭れりゃ、すぐ見える、
遠いお山も、背くらべ。
雲の上まで、顔だして

てんでに背伸していても、
雪の帽子を、ぬいでさえ、
一はやっぱり、富士の山。 ♪♪

3nin

そうです、今日の音楽。童謡です。下↓をクリックしてね。

「海野 厚」さんの作った童謡。エトセトラ。純朴な歌声だ。

※著作権保護のため、所々に手を加えております。

2008125_004

【まっちゃんも、こんな詩を書きたいネ。才能無い事承知の助。】

※伴奏はシンセサイザーだ。まっちゃんの様なプロもいるんだね。

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4 コメント

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三段壁、昔行きました。 (kazuyoo60)
2008-02-05 14:05:42
鬼ヶ島も極楽もあるのでしょうか。
やっぱり、輝きのある方は、いずれ知れ渡ります。
良かったですね。
後の鬼ケ島、子供の歌声と共にのどかな風景が見えます。
初めて聞きますが懐かしい歌です。
あの豪華なツバキとカスミソウですね。
おもちゃのマーチと背くらべもですか。
もちろん知っています。
返信する
いやあ~ まっちゃんの記事勉強になるわ。 (しゅう)
2008-02-05 16:03:59
また一つ、教えてもろたわ。

こうゆう方、おったんやね。
もちろん歌は、有名すぎてよお知ってます。
28歳でお亡くなりになったんですか。

きっと自分の生涯、何だったのだろうと
振り返る時間もなく、逝かれたんでしょうね。
やっぱり、天才は生き急ぐんでしょうか。

まっちゃんも、天才やからしゅうは心配してます。
そやけど、ちゃんと定期健診受けとるから
大丈夫やね。


ジャ、そうゆうことで、タバコほどほどに。

    しゅうでございました。
返信する
★kazuyoo60様へ (kazuyoo60様へ)
2008-02-05 19:30:32
kazuyoo60様、本記事へもコメント
ありがとうございます。

三段壁に千畳敷。白浜観光の定番ですよね。
でも、温泉場にこんな自然の
景観があるのも不思議。
神様からのプレゼントなんでしょうね。

白浜は和歌山の一番の観光地なんですよね。
でも、私的にはこの地の宿泊場所は嫌です。
金儲けが見え見えですからね。
かつては、新婚旅行のメッカ。
いつまでも、その栄光にすがっていてはダメですね。

その点、昔の童謡は形を変えずに
次の世代に受け継がれて行く。
素晴らしいことだと、この記事を書いて
そう思いました。

ご訪問ありがとうございました。
返信する
★しゅう様へ (しゅう様へ)
2008-02-05 19:40:51
しゅうちゃん、今日は仕事ですよね。
お忙しいのにコメントありがとうございます。

コメントいただくと、何か次の記事を
書かねばと思うから、不・思・議ですよね。

まっちゃんは、時事問題の記事や
社会批評の記事は、とても、とても
全く書くこと出来へんから
ほんわか記事で
これからも行こうと思っております。

もし、その記事が皆さんの
知らない世界だとしたら
幸甚ですわ。

アレレレ、もう酔い回っとるんかいな。
これから、肝心な作業?
取り掛かるんやのに。
まっちゃん、しっかりせ~。
自分に言い聞かせてどうするねん。

変な、まっちゃんで、ごめんやで~。
おおきにでした。

追伸。
    まっちゃん天才と違います。凡人です。
    天災には、嫌やけど
    好かれているみたいやわ?。

    ちょっとタバコ吸うわ。蛍になるわ。
    アホ、それがあかんのやがな。
    (もうひとりの、心のまっちゃんが言うとるわ。)


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