masaring

自己チューの進行形日記でshow。

ぼくは、ぼくなのに・・・

2006年11月28日 | masaringの内緒話

Calender11_800x600本題に入る前に
少し、あるテレヒドラマの
シーンにふれてみたいと思う。
毎週火曜日、僕はドラマ
「僕の歩く道」を見ている。
草彅剛さん主演の
「僕の・・・」シリーズ3作目。

先天的な障害により、
10歳児程度の知能までしか
発達しなかった31歳の
自閉症の青年・大竹輝明(草彅剛)を
主人公に、展開する物語。

Pic07_0311月21日放送の場面で
次のようなシーンがあった。
11/21は第7話。
兄嫁、真樹(森口瑤子)のプレッシャーから
塾でカンニングをしてしまった
甥の幸太郎(須賀健太)は、
真樹に大目玉を食らって以来、
塾に行くふりをしながら
輝明の動物園に行くようになった。

そんな日が続き、塾からの電話で
幸太郎のサボりを知った真樹は怒り心頭に。
だが、待ち構えていた
その夜に限って幸太郎の帰りが遅い。

動物園に来ていた事を話した輝明は、
真樹に詰め寄られて落ちつきをなくし
自分の部屋に戻っていく。
探しに出かけた秀治(佐々木蔵之介)らと
入れ替わりに幸太郎は帰宅したが、
眼鏡が壊れている。

Pic07_04真樹は幸太郎を問いただすが、
幸太郎は黙ったまま輝明の部屋へ。
しかしそこに輝明の姿はなかった…。
引き止める真樹の腕を振り払い、
幸太郎は輝明を探しに飛び出したが
どこにも見つからない。

輝明の妹、りなは、輝明が幸太郎を
探しに行ったのではないかと気がついた。
ピンときた幸太郎は、
動物園からの帰り道に
輝明が止まって動かなかった
あの場所で輝明を見つける。

Pic07_05「僕を探そうとしてくれたんだ」と幸太郎。
声をかけようとしたその時、
小刻みしていた輝明の自転車が
前へと進み出した。
輝明は新しい道を走り出したのだ。

幸太郎に反抗されて落ち込む真樹。
「また絵画教室に行きたい」と
幸太郎から打ち明けられていた秀治は、
絵画教室に通っていた頃の
幸太郎の絵を真樹に見せる。

Pic07_06真樹はその中の『大好きなお母さん』と
書かれた笑った自分の絵を見つけ、泣いた。
幸太郎「お母さんの笑い顔が好き」。
輝明「笑い顔が好き」。、、、。

【ここからが、メイン記事です】       

104_0478これを観たあと
6月に講演会に来ていただいた
岩崎順子さんの詩を思い出した。

(左の写真をクリックして、見てください)        

       
ぼくは、ぼくなのに・・・
               岩崎順子

「早くしな。ぐずぐずしないで。」
「がんばらな、あかんやろ。」
「あんたのために、言うてるんやで。」
「そんなんやから、あんたは・・・。」
「となりのみちおくんは、がんばってるのに・・・。」

もう、そんな言葉、いらん。
もう、そんな言葉ばっかり、聞きたくないんや。

ほんまは、ぼくが言ってほしいのは、
そんな言葉やない。

おかあちゃん、ぼく、
ずっとええ子やなかったらあかんのか・・・?
いつでも、がんばって勉強してなきゃ
あかんのか?

早く食べなさいって、おかあちゃんは言うけれど、
ごはんの時間くらいは、昔みたいに、笑ってほしい。

ぼくは、ぼくなのに・・・

おこられても、ほんまは
おかあちゃんのこと好きなんや。

104_0479_1

(左の写真をクリックして、こども達の笑顔を見てネ。)      

   

 

※自分の居場所、ほっとする場所。
※キーワードは、心からの「笑顔」。
※ありのままを理解するのでなく、認める。
今の時代に大切なことなんだと再認識した。

〔余白〕

①岩崎さんの承諾なしに、詩を掲載しました。
②できれば、また岩崎さんに講演に
 来ていただきたい。という願いからです。
 (お許しください。)
2_11_1

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 素直 | トップ | 痛っ。痛い! »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も、この番組を見ていて、どこかで聞いたことが... (MIKI)
2006-12-03 16:27:19
岩崎さんの詩だったんですね。

場所は違いますが、岩崎さんの講演を聞きました。
私も、岩崎さんのファンになりました。
返信する
この番組は 見たことないけど (showing)
2006-12-05 00:35:58
話はよく分かります(^^;)

子どもって 本当に個性があって
一人一人 輝くものも違っているのに
大人たちが 道を先回りしてつくってしまって…

子どもたちが 自分で苦労して 道を見つけ出すことをさせてないよね

春に花が咲いたからって 秋に咲く花に「早く咲きなさい」なんて言う人はいないのに
大事な子どもたちには 平気で言うんだよなあ

そうして 一人一人の輝くはずのものを 壊していってることに気づかずにいる

大人たち 早く 目をさませ!

返信する

コメントを投稿

masaringの内緒話」カテゴリの最新記事