masaring

自己チューの進行形日記でshow。

舞台芸術と子どもの未来。

2011年12月01日 | masaringの内緒話

Img_7439

【我が町の文化会館の大ホール。開演前。800名の小・中学生。】



2年前、我が社は買い取りで劇団四季の公演を行った。
公演料は数百万円であった。その時、営業の方から
公演料が無料の「こころの劇場」があることを知らされた。

素晴らしい生の舞台芸術を子ども達にふれさせたい。
公演後、すぐに「こころの劇場」を劇団四季に申請した。
劇団四季は、色んなスポンサーと提携して
一年に数回、合計数万人を招待する公演を行っているのだ。

しかし、こんな田舎町。こんなことが、実現する筈がない。
現に昨年は、ものの見事に申請が却下された。

今年9月のある日、劇団四季から我が社に電話が入った。
「徳島の本公演(買い取りだから入場料金6,000円)と
 大阪公演の真ん中の日。貴町でこころの劇場が
 開催することが出来ますが、いかがですか。」


我が社がこれに飛びついたのは、述べるまでもないことだ。
し・か・し、、、。招待客は小・中学生である。
学校と言うところは、正直、閉鎖的である。
「学校の現場は、とても忙しい。」と言うのである。

でも、このチャンスを見逃すのは、実にもったいないのだ。
我が部署のW君は、直ぐに教育委員会にかけあって
ものの見事に、公演を実現に結びつけたのである。


過疎化が激しい我が町。劇団四季を知らない人も多い。
特に、教育関係者が劇団四季を知らないのにはビックリした。

劇団四季の社会貢献と我が社の地域貢献が
奇跡的に合致して公演が実現したのだ。


物語は「ユタと不思議な仲間たち。」←クリック。
東日本大震災の復興を願い、劇団四季も
この舞台を今年、全国公演と銘打って公演中だ。

小学生はともかく、ツッパッテイル中学生も多い中
果たしてどうなることかと、心配した。
案の定、開幕までは無駄話などで大いにざわついていた。

しかし、幕が開くと、会場全体が舞台の
釘付けとなった。

本物の芸術は人の心を惹きつけるのだ。

子ども達に「生きる」とはどういうことなのかを
舞台を通じて考える機会になったと思ったのだった。

続いて、我が社のプロジェクト第2弾。

東京のプロの人形劇団を招聘しての「人形劇公演。」
対象は、保育所・幼稚園・小学低学年の子どもとその父兄。
こちらは、招待では無く、あくまでも希望者を募った。
公演会場は200席の小ホールである。

我々の不安をよそに、当日は満席となった。
この人形劇団の演者、なんと若者ばかりである。
しかし、客席はこの若者集団の演技の虜になったのである。

舞台芸術は、子どもの未来を切り開き
次代を担う世代に成長するであろうと
私は、この2公演を通じて確信したのである。

我が社の、地域貢献も中々のものだと
窓際族の私でも、自負した次第である。

どうぞ、この公演に参加した子ども達が、
次代を担う社会人として成長して欲しいと願った
初冬の2つの舞台であった。
------------------------------------------------------------------

Img_7466_2

【我が町の文化会館の小ホール。満席だ。胸を撫で下ろした。】

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする