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自己チューの進行形日記でshow。

白い十字架。

2010年01月04日 | 音楽!何でも大好き

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【この風景を見ていたら、昔のメロディーを急に口ずさんだんだ。】

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僕が中学生の頃だったと思う。今は遠い昔のお話である。
毎晩、神戸のラジオ局のある番組を聴くのが日常であった。

もちろん番組タイトルも忘れたし、DJが誰だったかも忘れた。
その頃の関西で流行っている曲が次々と流れていた。

当時、グループサウンズの最盛期であった。
音楽に魅せられていた僕は、当然、心をときめかせ
毎晩聴いていたものだ。

ザ・タイガースの「モナリザの微笑」やザ・ジャガーズの
「君に会いたい」。毎晩のように流れていた。

全国区ではなかったけれど、関西のGSの最高峰、
ザ・リンド&リンダースの歌にも涙していた僕だった。
特にラストシングル「夜明けの十字架」は胸に迫った。
話せば長くなるので、いよいよ本題、、。

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ところが、歌の入ってない曲が毎晩流れていたのだ。
パーカッションのリズムに哀愁を帯びたクラリネットの音色
当時、吹奏楽部だった僕は、この曲の虜になったのだ。

毎晩、この曲を聴くためにこの番組を聞くようになっていた。
あまりに早口のDJの語り口。曲名もアーティストも
はっきり聞き取れず(電波の状態が悪かった、、、?。)
うろ覚えであった。しかしメロディーだけは心に刻まれた。
  
だけど、流行は長くは続かない。その番組もいつしか終わり
音楽好きの僕の興味は、レコードやテレビとなった。
哀愁を帯びたクラリネットの曲のレコードを
購入しなかったことを当時悔やんだものだった。

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その後、バンドを組んで活動し始めた僕は
その曲のこともすっかり忘れることとなった。

レコードがCD時代となって、復刻版が次々と発売された。
すっかりユーミンファンとなっていた僕は
それまで全てのアルバムを持っていたにもかかわらず
CDを改めて購入するという時代を迎えていたのである。

そんな時、不思議なことに時々、心に浮かぶメロディーの
CDが欲しくて欲しくてたまらなくなったのだ。
そう、中学生の頃、涙して聴いた。そして僕が作曲を始める
原点のひとつとなった、あのクラリネットの曲である。

ところが、曲名は分からない。アーティストも分からない。
てがかりは「ヘンリー、、、。」「十字架、、、。」

ヘンリー・マンシニー。だと思って、彼のCDを全て探した。
しかし、もうひとつのてがかりの「十字架」のタイトルがない。
分野は、イージーリスニングに違いないのだのだが、、、。

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それから、もう20年経過した。心にひっかかりを持った20年。
世の中、不思議なものである。
偶然にも、その曲にめぐり合ったのである。

何故か、ヴィッキーの歌を聴きたくなったのだ。
ネットで辿りついた。タイトルは「待ちくたびれた日曜日」だ。
「待ちくたびれた日曜日」のことは後日書くとして、、、。
その曲の横、関連する曲。何とこの曲に行き着いたのだ。

ヘンリー・アーランド作曲・演奏の「白い十字架」。
何とオムニバスCD「ムードミュージック大全集」に収録。
2枚組、全30曲のCD。しかし、この曲は、2分25秒である。
1曲のためだが、すぐに購入した。

でもこの曲「白い十字架」を聴いている今の僕は幸せである。
心だけは今も、純粋無垢の中学生そのものである。

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それでは、聴いてください。僕が作曲を始めた原点の曲。
今も、涙して聴いてます。聴くには下↓をクリックしてね。

白い十字架

 「白い十字架♪♪」。40年以上も前の曲なのに何故か涙がでる。

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【今年も徒然なる記事を重ねる僕であることは確かなことだ。】 

コメント (12)
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