読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

新緑の上塩原温泉へ

2010年05月27日 | 国内旅行
雨に洗われた新緑は
  いわゆる温泉街から遠く離れた、温泉と自然を楽しむためのひっそり旅行。
  NETでさんざん探しまくり、比較し合った挙句決めたのがこの温泉宿。
  結論を先に言えば大正解。

  一週間前からこの旅行中は雨だぞとNHKの気象予報士も言っていたし、NET
 の「天気」でも雨だった。もしかしてと民放の予報士が好意的な観測をしてくれて
 いるのではと念のためチャンネルを回して見たが同じだった。

  行きは新幹線ではあっという間に着いてしまうので、東武線・野岩鉄道でゆっく
 りビールを飲んで、本を読みながら好きな時に眠ればいい。温泉なんだから好き
 な時に温泉に入って、またビールでも飲んで昼寝をしていれば、身も心もリフレッ
 シュするわい。雨でもちっとも構うことはない、と覚悟を決めて出かけた。
  で、やはり2日間は雨だった(3日目は晴れた)。宿の人が気の毒がって、「昼
 食は有名なソバ屋ででも」と車で連れていってくれて、ついでにあちこち回って案
 内してくれたので、雨に降り込められた感じはしなかった。

  雨に打たれた緑はしっとりと美しい。先週の青木ケ原樹海より少し緑が濃くなっ
 て見えるのは気のせい?それとも標高のせいか(ここいらは標高400m、青木ケ
 原樹海は1000m)。
  宿の部屋から描いた絵をご覧ください。新緑の山です。

  
     コットマン0号

 ◇ 癒し系隠れ家
   この宿は部屋数が6つしかない。平屋建て。ところが3部屋にはそれぞれ露
  天風呂がついている。標準は10畳に広縁がついて、踏み込み室には洗面所
  があって、広縁には本格的なマッサージ機が標準装備されていて、コインなど入れ
  なくとも好きな時にマッサージできる。これも昨年4月にリニューアルした際に導入した
  サービスらしいが何とも心憎い。
   6室の部屋はそれぞれ特質があってみんなタイプが違う。だから好みの部屋
  でも満室の場合が多いらしい。

   いまひとつ嬉しいのは、17時までにチェックインした人は大浴場が(と言ってもそ
  んなに大きいわけではないが)貸し切り、つまり家族風呂として使える(40分く
  らい)こと。
   またビール好きにとって何とも嬉しいのは生ビールが滞在中半額(インターネット予
  約特典)。

   さらに嬉しいのは食事は「プチstyleチョイスプラン」が選択できること(これもNET
  特典)。
  普段旅館の料理は量が多すぎて辟易することがあるが、ここでは吟味された
 素材が、変に気取った創作料理ではなく、しかもちょっと工夫がされていて、我
 々には丁度良い量で出て来たので、実に満足する食事が出来た。
  加えて感心したのは、夕食の料理のうち、2種類7品目の料理の内から4品目
 を選べることだ。こうした選択があると何か「特注」をした錯覚になって嬉しい。

  地産地消の野菜類だけでなく、魚介類は産地直送で石川県辺りからも取り寄
 せているとのこと。新鮮さは食べてみると分かる。

  そんなこんなで、久しぶりに満足できる食事に出会い、客数も限られているの
 で騒々しさもなく、ゆっくりした温泉旅行が出来た次第。

 
  ということで、食事中心に御紹介しよう。 

 <夕食メニュー> 
 [初日] ・前菜(能登のもずく・つぶ貝・ワラビのお浸し・ラディッシュ・なめこなど)   
      
    
    ・お造り(関さば・シマアジ・タイ・まぐろ・いしもち・カワハギ・あまえび・あか
     いか・・・カワハギの肝は頬っぺたが落ちそうだった。)
    
    板長気まぐれの一品(サニーレタス・京菜・グリーンアスパラ・うに)
     
    岩魚の塩焼き(骨まで食べた)
    
    治部煮(ふじや仕立て・・・板長は加賀料理を修業した)
    
    三元豚のしゃぶしゃぶ
    
    栃木和牛の溶岩焼き
    
   岩魚の骨酒を頼んだ(2合入り)
        
    コシヒカリと雑穀米の炊き込みご飯(この場で25分掛けて炊く)
    
   山椒の佃煮(逸品)・湯葉の赤だし・青菜とホタルイカ・デザートは抹茶アイス
    

   <翌朝の献立>
   ・サラダ(サニーレタス・京菜・プチトマト・ニンジン・ラディッシュ)
   ・りんごとホーレンソウのジュース ・湯葉豆腐 ・ワラビの煮浸し ・小鰊の焼き物 
   ・だし卵焼き  ・納豆 ・糠漬け ・杏仁豆腐 ・大根と蕗の炊き合わせ
     

     

  (以上この項終わり・・・二日目は次回)
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