日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

財務省と高橋洋一氏の闘いについて

2009年02月10日 | 経済

 膨大な公的債務があるからと言って増税を主張する財務省を敵に回して高橋洋一氏は埋蔵金の存在を明らかにしたと言われている。財務省がないといっていた埋蔵金があったのだからこの点だけ見ると高橋洋一氏が一本取ったことになる。しかし埋蔵金があるからといって増税は必要ないということもできない。財務省は埋蔵金の存在を認めても増税の必要性まで取り下げる必要はないのである。借金は1000兆円あり埋蔵金はその5%にも満たないからである。高橋氏も埋蔵金があるから増税は必要ないとはとても主張できない。この点では高橋氏が誤っていると言える。
 だがしかし真実を言えば増税は必要ない。なぜかと言うと日本は長期間(15年以上)デフレが続いているがこれは通貨の増刷量が少なかったことを意味する。日本銀行が通貨の増刷を怠ってきたから政府は国民に国債を売って資金を調達し赤字を累積させた。これが公的債務の850兆円である。以前怠っていた通貨の増刷をこれから実施して借金を返済し景気刺激を行えばいいのである。日銀券を増刷して資金を調達できるから増税は必要ないというのが正しい。埋蔵金があるから増税は必要ないのではないのである。
 高橋氏は財務省を敵に回し華々しく戦っているように見えるが埋蔵金の在る無しは本筋の議論ではない。両者とも同じ釜の飯を食った中で、公的債務850兆円があることを認めれば財政危機であることに変わりは無い。日銀券を増刷するだけでインフレなしに膨大な資金が生み出され、それによって公的債務はほぼゼロにできるということを知らないと言う点で同罪である。  財務省と高橋氏、両者の主張からは日本の危機を回避する道は見つけることはできない。

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