最新号のワールド・サッカーキングは、大々的にリバプールを特集しています。
ただそれ以上に驚きだったのは、最終頁で次回発売号で休刊になるという告知でした。
ワールド・サッカーキングは
2005年に、ワールド・サッカーダイジェストとワールド・サッカーマガジンを追いかける形で刊行
当初はこれらと同じサイズで、月2回の刊行であった
兄弟雑誌である「カルチョ2002」と同じ、フロムワンが版元であったが、紆余曲折を得て現在は朝日新聞社が版元
というように、やはり休刊となった「ワールド・サッカーグラフィック」と同じ足取りでした。
実はワールド・サッカーグラフィックも、ヴィクター・エンターテイメント、ぴあなど版元が目まぐるしく変化したものです。
後発である以上、サッカーキングは差別化として、サッカー漫画を掲載します。
それが野沢尚原作で、文春文庫でも刊行された「龍時」であり、作者の方は高橋陽一先生のお弟子さんと聞きました。
当時の日本サッカーは
ジーコとトルシエの影響もあり、代表もJリーグも3-4-1-2か3-5-2が基本布陣
しかし作中で登場するスペイン代表は、両翼を最大限に活用する4-2-3-1
自分の持ち味がまるで活用できず、もがく、焦る龍時の心情
が原作では描かれ、漫画でもよく表現できていたと思います。
これでフットボリスタに続く休刊となるわけですが、やはり本屋で本を手に取るという楽しみは、ごく限られた人間しか感じられない形なのでしょうか。
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