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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

2002年のイタリア、現在の日本

2012-07-24 19:46:05 | 日記
 年々練習時間が短くなる各国代表。

 ですから代表監督は「セレクター」と呼ばれる、根幹となる選手に旬の選手を肉付け
する形で乗り切ることが多くなりました。

 しかし自身が描く戦術を選手に与えなくては意味を成しませんから、話は更に難しく
なります。

 2002年のワールドカップで優勝候補に挙がったイタリア。

 彼らは基本布陣を3-4-1-2に置き予選を勝ち抜きましたが、代表監督のトラパット
ー二はグループリーグでいきなり

 「4-4-2」

 の布陣を敷き、選手を当惑させました。

 この大会の前、イタリア国内では

 「好調のバッジョをワールドカップ23名に召集すべきか?」

 という問題で紛糾し、メディアからこの問題が取り上げられると、トラパットーニの機嫌
が悪くなるという悪循環でした。

 バッジョが来日することはありませんでしたが、トラップは3-4-1-2を機軸として
戦ってきましたから、選手が新布陣になじめず、同時に3バック重視の選手選考でした。

 つまり予選の段階で「幅」を持たせなかったために、急な舵取りに選手が付いていけな
かったのです。

 今日本代表は基本を4-2-3-1、代替案として3-4-3を導入していますが、僕
は異なる布陣を試す事は決して悪く働かないと思います。

 むしろ選手が柔軟性を学ぶ、良い機会かもしれません。
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