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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

山雅の手本はオランダのフェイエノールト

2010-05-13 12:58:19 | 日記
 この講演会の中で元川さんは山雅はフェイエノールトを、一方のパルセイロはハンブルクを、それぞれクラブ運営の手本として参考にしたらどうかと提案してくださいました。

 僕は当初フェイエノールトと山雅の共通点がまるでわかりませんでしたが、話を聞いていくうちに「なるほど」と思うようになりました。

 どちらのクラブも中心駅からスタジアムまでえらく時間がかかるんです。所要時間はバスで20分から30分程度です。でもフェイエノールトのファンは、そんな辺鄙な場所でも練習見学や、ファングッズの購入と選手とのふれあいを求めて、毎日スタジアムまで通っているというんです。

 フェイエノールトはトップが使用するスタジアム「デカウプ」の他、ユース専用のスタジアムやクラブハウスも所有していて、近隣にクラブハウスやレストラン、バーが揃っていて、家族連れやお年寄りの団欒の場になっていることが素晴らしいとおっしゃっていました。

 山雅の試合にも、介護の方に付き添われたお年寄りのファンが来場するそうで
 「おじいさんとおばあさんのファンからすれば、選手は孫であり家族も同然」という元川さんの意見に、僕は頷く点が多かったですね。

 元川さんはアルウインの周辺に、やまびこドームという商業施設があること、近隣に天然芝と人工芝のグラウンドが多いことに着目して、フェイエノールトを山雅を重ね合わせたんですね。

 つまりアルウイン周辺に山雅の息吹を伝える施設をつくることで
 「松本市民の憩いの場」と「お年寄りが生きる糧を見出す場所」という相乗効果が山雅のもたらされると、元川さんは考えています。

 サッカーに限らずスポーツがその土地に受け入れられるには、
 「クラブのビジョン」の他に
 「クラブが考える都市計画」もこれからは大きなウエイトを占めてくることが、元川さんの話から見えてきました。
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