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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ウルグアイが4強進出を果たす(2)

2010-07-03 19:08:37 | 日記
 ウルグアイが結果を残している背景には、チーム内の雰囲気が良いことが考えられます。

 ルベン・ソサが「スーパースター・インタビューズ」という本の中で、ウルグアイがアメリカへ行けなかった敗因を聞かれ、そのあと
 「今後、代表チームとして何をすべきだと思う?」という質問に対して

 「不振の一番の問題はコミュニケーションの問題だったんだ。ウルグアイの選手はほとんど外国でプレイしている。だから一緒にプレイする時間が少ないんだ。(中略)協会もどんどん練習試合を組んで、選手間のフィーリングを高めていくべきだね。」

 と返答しています。

 ウルグアイの選手達は90年代以上に、活躍の場を欧州や他の南米諸国に求めています。
 僕は今大会のウルグアイがどれだけの期間キャンプを張ったのかわかりませんが、試合を進めるに従って、この「意志疎通」の面がどんどん熟成されてきているのだと思います。

 意思疎通が円滑に進めば、余計なパスミスや無駄なフリーランニングが減りますから、体力と集中力を温存できますからね。

 今ルベン・ソサの言葉をお伝えしましたが、彼はある意味非常に「一筋縄ではいかない」選手でした。

 ソサを含むかつてのウルグアイのエース級の選手達は、どっしり構えすぎていて脇を固める選手達が、意見を言えない窮屈さを感じていたのかもしれません。

 フォルランも相棒のルイス・スアレスも優れた技術の持ち主ですが、表情からは「アクの強さ」は感じられません。

 監督のオスカール・タバレスも非常に温厚な人物のようですから、監督と選手間の「風通しの良さ」が、今大会のウルグアイの躍進に繋がっていると僕は捉えます。採用されるかどうかはともかく、自分の意見を聞いてもらえる事は、人間にとって嬉しいことですからね。
 
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