柿谷曜一朗は16歳の時、アーセナルの練習に参加し、指揮官のアルセーヌ・ヴェンゲルから
「君はアーセナルと契約すべきだよ」
「日本に帰国するよりも多くのことを学べる」
と声がかかったといいます。
この内容は専門サイト「QOLY」のコラムを読んで知った事柄なのですが、仮に柿谷が移籍を決断していればセレッソ大阪での台頭、FCバーゼルでのプレイはなかったのでしょうね。
ただ、柿谷は16歳でロンドンという大都市、そしてアーセナルというクラブの選手層を思うと、ヴェンゲルの言葉を鵜吞みにはできなかった様子です。
それは当然ですよ。
どの競技でも、留学生のような大学で学ぶこととは大きく異なり
1・レンタルで欧州各地をたらいまわしにされる可能性もある
2・イングランド国内での移籍であれば、荒っぽい1部リーグ、2部リーグでの経験を示唆されたかもしれない
3.アーセナルの1軍に帯同できたとしても、ベンチの可能性も十分ありうる
ことを思えば、柿谷曜一朗の下したアーセナルとの契約を見送ることは、最善策だったに違いありません。
今、プロサッカーに限らず、どの競技でも10代で海外で研鑽を積む選手が多くなりました。
49歳の僕は、パスポートを取得しようと考えたことすらなく、彼らの行動に大きな敬意を払うべきだと思っていますから。
ただアジアの同じ世代が、Jリーグに移籍先を選択する可能性があることも確かですね。
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