塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レアルが誇る白き伝統

2020-02-09 00:21:18 | 日記
 どうしてレアルはホームジャージの「純白」を維持できるのでしょうか。

 どうしてアディダスは伝統の黒と白のストライプを取りやめ、バルセロナはボーダーや市松模様など、ホームジャージのデザインを変更するのでしょうか。

 インテルのように縦じまは残すが、その幅を変更する、胸元だけを斜めにデザインするというような、不規則な変更もあります。

 これはレアルのジャージが

 「時代によって胸スポンサーは変化する」
 「しかし、純白であり続けることに意義がある」

 という重みがあるためではないでしょうか。

 すなわち、純白である以上、キャンバスと一緒でデザイナーは様々な発案を取り込めることはかのうでしょうが、逆に純白であるからこそ、手を入れられないという側面があります。

 レアルは優勝が多いクラブですから、胸元に
 
 「クラブ・ワールドカップ優勝における金の盾」
 
 が縫い付けられますし、アディダスの3本線は金色をはじめ、様々な色彩が用いられてきました。

 しかし、アディダスだろうが他のブランドだろうが、白以外の色彩を提案した瞬間、それはレアルがレアルで無くなることを意味します。

 プスカシュ、スティファノの時代
 キンタ・デル・ブイトレの時代
 ラウール、グティ、ジダンの時代
 ロナウドの時代

 ベルナベウに集うシーズン・チケットホルダーは、過去の戦績と偉大なる名手が纏い続けた誇り高き「白のジャージ」を、選手が着用し躍動することが当然と考えています。
 
 この「レス・イズ・モア」の考えこそが、レアルの根幹を維持している気がします。

 桁はずれの監督交代と選手の入れ替えを除いては、ですが。
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