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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて考えるサッキの功績

2020-01-18 00:17:57 | 日記
 16日発売のワールド・サッカーダイジェストは、巻頭でリバプール特集を組みました。

 リバプールは過去20年の中で2度、チャンピオンズ・リーグで優勝し、チャンピオンズ・カップの時代から合計で6度、この栄冠に輝いています。

 そして近年の優勝は

 1・2005年 ラファエル・ベニテス
 2・2019年 ユルゲン・クロップ

 によるもので、その間のインターバルは14年になります。

 14年という期間はリバプールほどの老舗からすれば長いものなのでしょうが、この栄光を味わうことが出来ないクラブの方が圧倒的多数であることを考慮しますと、凄い事だと僕は思うのです。

 興味深いのは、上記の指揮官がスペイン、ドイツと国籍は異なれど、根底に

 「アリゴ・サッキとゾーン・プレス」

 がある点です。

 ゲーゲンプレスはゾーン・プレスが無ければ生まれていなかったと思いますし、ベニテスは新婚旅行の際、何とミラネッロに立ち寄ってサッキの動向をつぶさに観察したほどです。

 通常新婚旅行は風光明媚な場所で、ふたりで最良の時間ヲ過ごすものと誰でも思うでしょうが、ベニテスの妻はミラノに出向いた際、何を感じたのでしょうか。

 よく書店では富を築いた方、名声を築いた方が執筆した

 「〇〇の方法論」
 「〇〇の成功事例」

 というように実体験やしなくてもよい案件の書籍が山積みされています。

 しかし、その多くが比較的早く古本になってしまうのは、当然発行部数が多いこともあるでしょう。

 その一方で読者が心底、その執筆者にほれ込んでいないからではないでしょうか。

 アリゴ・サッキはイタリア国内で意見を2分しましたが、ベニテスとクロップだけでなく、アンチェロッティというもう一人の優秀監督をシンパに持ちます。

 それは彼らがサッキの方法論を学ぶ上で、サッキという人物の歩みに心底ほれ込んだためではないでしょうか。

 そしてクロップは今、リバプールにほれ込みファンもこのドイツ人を慕っていますしね。
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