年々秋刀魚の漁獲量が減少しています。
よく良質なタンパク質を確保できる魚として鯖が知られていますが、缶詰にしても秋刀魚は見かけませんが、鯖と鰯は店頭で簡単に購入できます。
また日本では古来から「鯨」が食されており、今でも流通量が多くないものの「大和煮」として販売されています。
それだけ日本だけでなく世界各地で魚の争奪戦、乱獲が絶えないということでしょうか。
ではサッカースパイクに必要不可欠なカンガルーレザーも、今後は収穫が困難になるのかと考えてみました。
現在カンガルーが絶滅種に認定されているわけではないようですし、象牙のようにあくどい商売のためにアフリカ象の命が奪われていくことが、人々の心に突き刺さりました。
ワシントン条約という保護条約もありますし、例えば背広を誂える際、水牛ボタンが最高峰と言われる一方、水牛を殺さなければ水牛の「角」は採取できません。
ですから僕はスーツを注文しても、水牛は外すようにしています。
カンガルレザーのスパイクはサッカーでも野球でも、減少傾向にあることは間違いなく、致し方ない側面が強いと感じますね。
ただ、カンガルーの生態に異常がなく、生産を続けられるのであれば、自然社会という彼らの世界を尊重した上で選手に提供してほしいものです。
ニットアッパーが主流という現実が今後も続くことは間違いないでしょうが。