塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

身内が周囲を批判すること

2022-12-11 21:10:55 | 日記

 マウロ・イカルディの代理人であり、妻でもあるワンダ・ナラ。

 

 インテル・ミラノ在籍時、GMであるジュゼッペ・マロッタや、クロアチア代表のイヴァン・ペリシッチとひと悶着を起こし、イカルディはパリ・サンジェルマンに移籍します。

 

 ただイカルディにとって彼女の存在は(周囲から見れば)煙たいように見えるのですが。

 

 ネイマールも父であるネイマール・シニアが代理人であり、息子のバックアップというよりも巨万の富に目がくらんでいるとされ、評判はよくありませんがネイマールは当然彼を擁護します。

 

 ナイキからプーマへの移籍

 FCバルセロナからパリ・サンジェルマンへの移籍

 

 もネイマール・シニアが画策したのでしょうが、ネイマールのコマーシャル的価値が上昇しても、選手としての価値は下げ止まりのように見えますがどうでしょうね。

 

 そしてロナウド。

 

 妻のジョージナ・ロドリゲスはフェルナンド・サントスの、ロナウドへの扱いに敬意が尊重が見られないと批判し、ロナウドのお姉さんもこの発言に同意しています。

 

 この3例をみてもわかるように

 

 身内が選手を庇うこと

 身内が選手を擁護するために、周囲を批判すること

 

 これらはむしろ選手を庇うのではなく、悪意の視線にさらしているのではないでしょうか。

 

 ここは言いたいことをこらえることも必要ではないか、とも思いますがむしろ日本人の方が忍耐強い、という意味合いかもしれません。

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モロッコ代表、4強進出でお祭り騒ぎ

2022-12-11 20:46:56 | 日記

 1990年カメルーン代表は、アフリカの国として初めてワールドカップ8強に進出します。

 

 仮に8強で対戦したイングランド代表が得たふたつのPKのうち、どちらかを防いでいれば展開は大きく異なったかもしれませんし、だからこそ蹴ったギャリー・リネカーに降りかかる重圧を観客席の視線。

 

 これは相当な代物だったでしょうね。

 

 このカメルーン代表の躍進を見たペレが、近いうちにアフリカの代表がワールドカップで優勝すると語るも、まだ優勝国は現れていません。

 

 それでもこの2022年ワールドカップ、1990年から32年、つまり8大会を経過して遂にモロッコ代表がアフリカ諸国初となる4強進出を果たしました。

 

 モロッコ国内は収拾がつかないくらいの大賑わいであり、取り締まる側の警察も今回の乱痴気騒ぎだけは致し方ない、本来ならば「あちら側」に僕たちもいたい、と思うのではないでしょうか。

 

 ちなみにペレは

 

 「1994年ワールドカップの優勝はコロンビア代表だよ」

 

 と語りましたが、中米諸国にとっても4強へ進出することは、まだ実現に至ってはいません。

 

 2002年、韓国代表は4強に進出しましたが、当時の対戦相手となったスペイン代表とイタリア代表では

 

 「彼らは審判の判定に助けられただけだ」

 「明らかに誤審の連続だった」

 

 と恨めしい声が聞こえ、当時ペルージャに在籍していたアン・ジョンファンは、会長のルチーアノ・ガウチから

 

 「恥知らずめ」

 「イタリアに戻ってこなくてよい」

 

 と痛烈に罵倒されたものです。

 

 彼らからすれば、韓国代表と真正面から戦って敗れたのなら合点がいくが、決してそうではないという心のつかえがとれなかったわけです。

 

 モロッコ代表に敗れた後、ロナウドは一人迅速にドレッシングルームに消えたと聞きましたが、この行動はモロッコに敗れたという意味よりも、自分自身がもっとやれたという自分への憤りのためでしょうか。

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ブラジル代表、クロアチア代表に敗れる

2022-12-11 20:38:17 | 日記

 重病で体調を崩しているペレ。

 

 ネイマールがペレと同じブラジル代表77得点を挙げたことを祝福していましたが、代表自体は2002年以来となる6度目の優勝とはいきませんでした。

 

 ブラジル国内では、海外リーグでプレイする選手たちは、自分たちの懐具合だけに関心があると批判の矛先を、選手と指揮官のチッチに向けていますが、実際はどうでしょうか。

 

 コパ・リベルタドーレスを直近5年で優勝しているのは、フラメンゴとグレミオ、そしてパウメイラスになりますが、彼らの力量をもってしても、リバプールやマンチェスターシティには勝てないと思います。

 

 2002年、優勝するために指揮官のルイス・フェリペ・スコラ―リは

 

 1・ブラジルでは珍しい3-4-2-1を採用

 2・クレベルソンという代表経験の浅い選手を抜擢

 3・ロナウジーニョとリバウド、そしてロナウドの3選手は攻撃に集中

 

 という決断を下し、優勝します。(対戦相手に恵まれていた点もあるでしょうが)

 

 つまりこの時のブラジルは

 

 1・ファンが希望する美しさではなく、勝利という「実利」のみを追求する

 2・GKと最終ラインの不安定さを、バック3にすることで約束事を減らすことに成功

 3・インテル・ミラノ時代の怪我から立ち直ったロナウドを、最大限に活用

 

 という、「勝てば官軍」を貫きました。

 

 この美しさと勝利は既に正比例しないことを、案外ブラジルのファンは気づいておらず、だからこそ批判が多い要員かもしれません・

 

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