ブラジル代表ベベトが選んだ意外なスパイク

　かつてフジテレビだったと思いますが、カルトQと呼ばれる一つの題目を徹底的に堀冴えて出題するクイズ番組がありました。

　そのスニーカークイズに登場し、以後マスメディアから引っ張りだこになったのは、関村求道（新宿のスニーカー店テクテック勤務、後にインサンフラワーを展開）菊池武夫（川越市でスニーカー店１０１を経営）の両氏で、ブーンやクール・トランスの新作シューズコーナーでもよく解説していました。

　それだけカルトQは影響力があり、同時に日本人がファナティックであることを証明した、のかもしれません。

　では皆さんにここでスパイクのクイズを出します。

　１９９７年開催のコパ・トヨタは、ボルシア・ドルトムントとクルゼイロの対戦でした。

　１・スコアはいくつでどちらが勝利したでしょうか。
　２・クルゼイロに在籍していたブラジル代表ベベト、彼がこの試合で履いたスパイクのブランドはどこでしょうか。

　クイズ１はご存じのように、勝利したのはドルトムントでスコアは２－０でした、

　恐らくクイズ２に関してはさすがに難しいと思いますが、凄く意外なんですよ。

　ベベトはこの試合、日本のブランド「アドラー」を着用していたんです。
　
　ワールド・サッカーダイジェスト１９９８年２月号（当時は月刊誌）１２４から４ページにわたり、コパトヨタの詳細記事が確認できますが、ベベトがアドラーを履く写真が一番大きく掲載されています。

　当時ジュビロ磐田に在籍していたドウンガが

　Ｊの試合ではクリックス・ヤスダ
　ブラジル代表ではリーボック

　という変則契約を結んでいたことはよく知られていますが、ベベトはナイキと契約の印象が強いですから、アドラーを履いていたと聞いてもピンとｋないはずです。

　彼はのちに（２０００年）鹿島アントラーズと契約しますが、体調が整わずすぐに鹿島を離れます。

　ベベトはスペインで長く活躍したこともあり、「ケレメ」を履く時期もありましたが、アントラーズと契約したのはアドラーの影響もあったのでしょうか、