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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パルセイロと地域の密な関係

2012-02-07 23:09:50 | 日記
 千曲市がらみで言いますと、まもなく「屋代線」という鉄道が廃止となり、路線バスに
移行します。

 廃止には根強い反対意見もありますが、バス会社も経営はどこも厳しいですね。

 パルセイロが今以上に地域からの「信頼」を得る為には、パルセイロの存在が地域社会
に活力を与えることを証明しないといけません。

 例えば川中島バスがシャトルバスを運行して、その代金を経営に充てることが出来たなら
ば、路線の廃止を食い止めることができる可能性があります。

 しなの鉄道も経営は苦しいですが、窓口での入場券販売に加えて僕たちが試合当日利用
すれば、運賃は必ず増加しますね。

 他にもパルセイロがホームを置く長野、千曲、小布施などの企業や学校が注目を浴びる
可能性もありますし、

 「地域振興」

 にサッカーが結びつけば、必ず信頼は増すと思います。

 ブレイブ・ウォリアーズが千曲市の観光大使を務めていまして、戸倉体育館にさえ地元
戸倉、千曲関係の資料を置いてアピールしています。

 地元住民でも案外知らないことが多くあるものです。

 でうのでパルセイロも長野、川中島、そして篠ノ井地区の皆様と連携し、観光推進を
含めて協力できたら良いですね。

 長野新幹線は今後石川県まで延長しますし、クラブのツアーではなく、一人旅で観戦に
訪れる方も多くなるでしょうから。
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北信には選択肢が多すぎる?

2012-02-07 23:00:33 | 日記
 松本市と塩尻市がこれだけ山雅に期待する背景には、

 「中信」

 長野県の中央一帯を僕たちはこう呼ぶのですが、この地域にプロクラブは彼らだけで
あり、他のプロ・クラブとアマチュア・クラブは

 「北信」

 つまり長野市、千曲市、そして中野市にホームを置いているためと考えられます。

 まとめますと

 1・野球 信濃グランセローズ (中野市がホーム)
 2・サッカー 長野パルセイロ (長野市がホーム)
 3・バスケット 信州ブレイブ・ウォリアーズ (千曲市がホーム)

 という形になり、北信越リーグのアルティスタ東御、上田ジェンシェンは「東信」に
位置しますが、千曲市と非常に近距離にあります。

 厳密に言いますと、グランセローズとブレイブ・ウォリアーズは全県で試合を行います
が、やはり松本、飯田、木曽地域からすると

 「敷居が高い」

 のかもしれません。

 逆にパルセイロが思うように観客増加の気配が得られないのは、周辺にこれら多様なス
ポーツ・クラブがあり、それぞれファンが

 「分散」

 している可能性もあります。

 実際僕も含めてブレイブ・ウォリアーズを好意的に見ている千曲市の住民は多いようです
し、ファンが流動的、つまり

 「バスケットを見た。今度はサッカーに行こう」

 という形にはなっていないようです。

 パルセイロが今後新規ファンを増やすには、これら他の競技と密接な関係を築くべきで
しょうし、グランセローズとの提携は維持すべきだと考えます。

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松本市と山雅の深い関係

2012-02-07 22:51:19 | 日記
 松本山雅が松本市、最寄りの塩尻市から多大な支援を受けられる背景には、ふたつの都
市が山雅の存在を通じて、更に多くの方に存在価値を知ってもらい為だと言えます。

 松本市は国宝の松本城、そしてサイトウ・キネンという催しで知られますが、これらに
続く材料として山雅を

 「フィルター」

 として使いたいのでしょう。

 松本市も中心街の活気の無さが指摘されていましたが、大手スーパーの「アリオ」の誕生
と、書店の老舗「丸善」の出店に伴い、また賑わいを取り戻しつつあるようです。

 山雅はJ2初年度のクラブながら

 「反町監督という有名監督の招聘」
 「松田直樹が最後に在籍したクラブ」
 「ファンの熱心なサポート」

 でその知名度が抜群です。

 ですから松本市、塩尻市が山雅の存在を利用するのが当然であり、出資の額が増加して
いる事は当然だと思います。

 今後サッカーに限らずスポーツ・クラブが隆盛するには

 1・地域社会との関係を深める
 2・出資企業だけでなく、学校、NPOとの連携を考える

 ことが不可欠になるでしょう。

 山雅にはアディダス、そしてエプソンがそれぞれスポンサーに付いていますし、出資企
業は今後も増加するでしょう。

 レッズがJ2を戦った2000年、多くのファンが敵地に遠征し対戦クラブを喜ばせま
したが、このレッズと同じ動きを山雅に期待しているクラブは、案外多い気がします。
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ブラジルのサッカーが偉大な理由

2012-02-07 02:09:27 | 日記
 例えばアメリカでも貧困層は存在します。

 銃撃や麻薬が彼ら低所得の地域で氾濫していることは周知の事実ですし、両親は何とか
良い環境を求めようと、引越しの機会を窺っています。

 そんな低所得層の子供がアスリートとしての素質があった際、子供達はスポーツの腕前
を伸ばす為に懸命に練習します。そして

 「ドラフトで指名されるために、有名高校、有名大学に入学する
  そして頑張って勉強して奨学金を得て両親を助けよう。」

 という思いを抱きます。

 そう、アメリカや日本では収入が無くとも上の学校を目指せるだけの選択肢、言い換え
ればシステムが整っています。

 しかしブラジルに限らず南米の低所得の家の子供達は、勉強を途中で諦め働き手になる
か、サッカーでプロを目指すかの

 「2極化」

 に別れます。

 親御さんも無理をして上の学校に進ませようとはしないようです。

 それは子供がプロになったときの見返り、つまり金銭の面でメリットが大きいためでしょ
うし、

 「大学に入学するのは裕福な家の子。」

 と考えているのかもしれません。

 今ブラジルはBRICのひとつとして、その経済成長が大きな注目を浴びています。

 もし今の時代に乗る事が出来、子供達の選択肢がサッカー以外にも広まれば、かつての
ガリンシャのように、字が読めず契約書の内容が理解できないという、悲惨な選手は確実
に減るでしょう。

 また「悪徳」代理人から身を守ることもできるはずです。

 ただブラジルが備えてきたサッカーの肥沃な土壌を失う可能性もあり得ます。

 個人の幸せの追求か、ブラジル代表を含むサッカーの一極集中なのか、正直難しい問題
と言えます。
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選択肢が複数あることの利点

2012-02-07 01:58:27 | 日記
 「僕は選択肢の多様性を、社会の豊かさを示すものと考えている。」

 これは東洋経済新聞社から発売されている、工藤啓氏の著書「NPOで働く」のあとがき
から引用したものです。

 僕自身は最近NPOに関心があるため、この本を購入しました。

 工藤氏自身「育て上げネット」というNPO法人の理事を勤めており、この著作は言葉
を選びながら、大変読みやすく綴られています。

 日本は不況が叫ばれながらも、

 「職業選択の自由」

 は認められています。

 今は好景気に沸くブラジルですが、一昔前は貧困から脱出するにはサッカーしかありま
せんでした。

 例えばロナウド、アドリアーノがその代表格ですね。

 今でもその状況は変わらない面はあるでしょう。

 ブラジルの場合、サッカーで一旗あげられるのは、

 1・ビッグクラブ、スモール・クラブ関係なく頻繁に行われる入団テスト
 2・欧州クラブへの門戸
 3・フットサル。ビーチバレーなど、サッカーの裾野その物が広い

 事が考えられます。

 近年のブラジルはバスケット、バレーも強豪として認知されていますが、やはり国民の
一大関心事はサッカーになります。

 しかしその一方で選択肢が「サッカー」唯ひとつであることは、その夢に破れれば子供
たちが路頭に迷うことも意味します。

 つまりサッカーでプロを目指すことは

 「諸刃の剣」

 という形になります。

 日本は逆に娯楽、スポーツがありすぎますが、少なくとも選択肢がひとつでは無い点は
有効活用すべきでしょうね。
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