名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

ギリシャ・アテネの旅

2019-06-15 12:34:54 | 海外・旅行記

  「ギリシャ・アテネに到着」を改題し、「ギリシャ・アテネの旅」とします。

 6月4日、中部国際空港を立って、アブダビ経由アテネにやってきた。長い飛行機旅と言葉の 壁のせいで疲れたが、6月5日、午後に無事にホテルまで到着した。

 ホテルひと休みした後、近辺散策に出かけ、ゼウス神殿、ハドリヌス門、下町の食べもの屋街 を歩いてみた。夕刻ではあったが、古代遺跡をじっくり見ることができた。ついで、ホテルに戻る 方向に食べもの屋(レストラン)街を通ったが、現地語でタベルナ街というようで、笑えてしまう。 どの店も入口付近にローマ字でTAVERNAと書かれている。通りやお店はお客で一杯でした。 私達もガイドブックにある店に立ち寄り、本に照会されていたタコ料理と地元のビールで乾杯し 旅の成功を期待した。 夕刻には再び、ホテルを出て、コロナキ地区を周り、土産物店やスーパーマーケットを探した。

 6月6日は現地の半日観光バスに乗ってアクアポリスと周辺を観光して、アテネの街や人々の 様子を観察し、また、いろいろな情報を仕入れて、この旅を計画通り進めて良いか再考した。 半日観光ではアクシデントがあり、私達はツアーから脱落して、日本人ガイドと共にアクロポリス 博物館のみ見学し、半日観光を終了しました。博物館付属のレストランで、ギリシャ料理を食べ、 午後からは個人旅でパルテノン神殿へと急な坂道を上り、見学した。日差しが強く、観光客も 少なくなり、写真撮影にはもってこいでしたが、15時頃からは再び、急に混みだした。

 次いで、出口からアクロポリスの裏側の道を回り込んで、古代アゴラへと歩いた。20分程で、 古代アゴラ・入口に到着した。途中ではローマンアゴラやハドリアヌス図書館等の史跡もあり、 観光バスでは行けない史跡も見ることができた。16時頃には古代アゴラに入場でき、アタロスの 柱廊(博物館)を見学し、そのあと古代遺跡・跡を散策し、植物観察をしながら歩いていると、 神殿が現れた。これは有名なテセウス神殿で紀元前450年頃の建物で、ギリシャでは尤も 原型を残している神殿だそうだ。  夕刻、古代アゴラを出て、ホテルのあるシンタグマ(中心地)まで地下鉄で1駅だが、歩いても 20分位だろうと想定し、賑わう土産物通り(パンドロスウ通り)を歩き、途中の店で土産物を探し たり、ジェラートを食べたり、楽しみながら歩いている内にシンタグマに着いてしまった。

 6月7日は、デルフィ遺跡(当時世界の中心といわれていた)への1日ツアーに参加した。ツアー は混乗で英語での説明だが、日本語ガイド付きを申し込んでいたので、特別に日本人ガイドが 私達に付いてくれた。この方は、ご主人がアメリカ人で、いろいろなことを親切に教えてくれた。 デルフィは紀元前8世紀頃に尤も栄えた場所で、アポロ神殿を中心とした祈祷に世界(地中海 沿岸)中から貢ぎ物を受け、政治経済の中心であったようだ。大きな山を背景とした街の最上部 には戦車競技場があり、その下には劇場などの娯楽施設がある。その下のメインの施設には 神殿や祈祷所があり、各国からの貢ぎ物を納めた宝物館も多数あったが、宝物はその後に世界 を制覇したローマの王様に略奪されてしまったようだ。  見学の後、近くのレストランで昼食を取った。私達のテーブルに1人旅の若き美人が同席となり、 私はほほを緩めて、デタラメ英語でいろいろ喋ってみた。リトアニア人という彼女は、私達の つまらない話題に笑いながら付き合ってくれた。感謝!感謝!  19時頃、アテネのホテルに戻った。

  夕刻の長いアテネ(21時22時閉店の店が多い)の街に、夕食と土産を求めて出かけた。 アテネの高級住宅街を控えたコロナキ地区には品の良い洒落た店も多く、希望の土産物を買う ことができた。夕食は洒落た土産物店のレストランで軽食(ビーフステーキとサラダ)を注文し、 楽しかった一日を振り返り、ビールで乾杯した。

 6月8日は、もう帰国の日だが、10時半頃まで時間があるので、2時間ほどの散策に出かけた。 ホテルを出て、目の前にある無名戦士の墓で行われている衛兵の交代の儀式を見学し、次いで コロナキ地区に向かう道路沿いの大使館通りを東に進んだ。来る時に見た「ジャガランダ」の 通りを探したが、見つからないので諦め、国立庭園の中に入った。入口付近にも「巨大な ジャガランダの並木道」があるので、探しながら庭園を歩いた。ザピオン国際展示場の建物の 横を通るとジャガランダの街路にでた。初日にも見ているが、よく見ると本当に巨大で立派な ジャガランダだ。この後、一旦、ゼウス神殿前を通り、シンタグマ公園前にて、空港行きバス 乗車券を求めた後、ホテルに戻った。

いよいよ、帰国への旅だ。シンタグマから空港へのリムジンバスへは予定より30分早く乗ること ができた。空港へは30分早くつき、ボーディングまで2.5時間もあるので余裕綽々と思いきや、 出国審査は長蛇の列で、全く余裕がなくなってしまった。早く来て良かったと胸をなで下ろした。

アブダビ乗換のエティハド航空は、飛行機やサービスのレベルが高いと評価を受けているので、 なじみのない航空会社だが、乗ってみた。中部空港からギリシャに行くルートは、フィンエアー 、ルフトハンザ、エティハドの3社しかなく、旅行社がツアーとして出しているのは、アブダビ乗換 のエティハド航空しか無かったのです。(羽田、関空、等は多数あり) ところで、アブダビ乗換は来るときにも通ったので、要領は大体想像できたが、乗り換え時間が 1時間なので急がないとと思っていた。ところが、飛行機は15分ほど遅れて到着し、焦った。 走って税関前につくと、案内人が名古屋へ行く人はいるかと看板を持って聞いている。名古屋 名古屋、というと後に付いてこいといわれ、これまた長蛇の列を素通りして、直接、出国審査、 ボディーチェックに連れて行かれた。そして、次の通路を左に曲がり、35番ゲートへ走れと 言われた。搭乗口では添乗員が「名古屋、名古屋」と喚いていた。ボーディングタイムを1分 過ぎていた。飛行機はほぼ満席で、私達の他、数人が乗り込むと直ぐに動き出した。再び、長 時間の飛行機旅となるが、これで名古屋まで戻れるかと思うと、まずまず安心だと思った。

 エティハド航空は食事の味も比較的日本人にもあい、ありがたかった。飛行機は最新鋭の ボーイング787で快適だった。ところがどっこい、中部空港で手荷物を待っていると名前を呼ば れた。聞いてみるとアブダビ空港ででトランジット時間が短く、スーツケースが間に合わなかった のだそうだ。人間は走って間に合ったのだが・・・。2日後に荷物は自宅に着いたが、暑い暑い アブダビに1日間放置されたため、土産のチョコレートやピールはグチャグチャとなり、最悪だ。 参った、参った。

  本当に色々なことに遭遇した。いろいろな国に出かけたが、こんなに色々な目に遭ったのは 初めてだ。でも、楽しいこと、勉強になったことも多く、楽しい旅だったと思うことができる。 このページは旅行記としてまとめたが、歴史遺産と植物観察については、別に記事を書いて みたい。     

  以上で、旅行記を終ります。

<参考1> キリシャの庭園は・・・  登録:2019.07.19
https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/00b30c2251931ae7cf9164c8051e4a45

<参考2> 古代遺跡を探る

https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/433d0a6083ba8a3bf4167f4ef7181d6f

<参考3> ギリシャの植物を撮るhttps://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/1e9384c244738188d1cf841a3f4148c4

 

 



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