5月11日、山の相棒が、シャクナゲを求めて御在所岳に登るというので、同行
することにした。先週、東山植物編に出かけたが、シャクナゲはほぼ終わっていた。
8時に自宅を出て名古屋市内を南下し、名港中央ICから新名神に入り菰野IC
を出て、国道477号を西進して湯の山温泉脇を通り、三重県滋賀県県境の武平峠
トンネルを抜けて、国道の路肩に駐車することができた。登山口には標高818m
と書いてあった。10時に登山を開始した。ここは、御在所岳への直登ルートで、
一番早いルートらしい。私は初めて上るルートだ。中道ルート同様に岩場が多く、
雨や雪の場合は避けた方がよさそうだ。
シャクナゲ探索には、かつて、松尾尾根をのぼり、釈迦が岳へ至るルート上で観察
したことがあるが、御在所へは初めてとなる。相棒の知識に頼ることとなった。
武平峠登山口(滋賀県側)から少し上ると、いわゆる武平峠の標識が出てきた。
この案内板を見ると、大体のことが書いてある。ここは標高880mなので、
登山口から60mほど登ったことになる。御在所岳山頂(三角点)は1210mと
いうことなので、標高差400mを登る勘定になる。80歳になる老人には堪える
登山だ。15年前なら1500mの標高差を頑張ることができたのだが、嘘のようだ。
このルートは岩場が多く、危険もある。中道ルートのようなものだ。鎌ヶ岳を見
ながらの登山は快適だ。岩場にはイワカガミやハルリンドウが咲いており、目の保養
にもなる。しばらく登ると、稜線上に御在所岳の建物や、展望台が見えてくる。そう
こうするうちに頂上の広場に出た。ハルリンドウの群生地なども見ながら少し散策し、
展望の良い場所で、鎌が岳を見ながら昼食をとった。(昼食 11:30~12:00)
食後は相棒の案内で、シャクナゲの森を探し、現地に行くことができた。始めは、
咲き方が少ないと思ったが、少し探索するうちに、綺麗に咲いた一帯を見つけ、
写真に撮ることができた。
帰りは、別の山への登山ルートを通り、武平峠へ下山することができた。老人足
でも何とか歩けて、満足な登山となりました。