名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

御在所岳へ、花を求めて - 2024.5中 -

2024-05-12 12:27:13 | 高山の花、高山植物

 5月11日、山の相棒が、シャクナゲを求めて御在所岳に登るというので、同行
することにした。先週、東山植物編に出かけたが、シャクナゲはほぼ終わっていた。

 8時に自宅を出て名古屋市内を南下し、名港中央ICから新名神に入り菰野IC
を出て、国道477号を西進して湯の山温泉脇を通り、三重県滋賀県県境の武平峠
トンネルを抜けて、国道の路肩に駐車することができた。登山口には標高818m
と書いてあった。10時に登山を開始した。ここは、御在所岳への直登ルートで、
一番早いルートらしい。私は初めて上るルートだ。中道ルート同様に岩場が多く、
雨や雪の場合は避けた方がよさそうだ。
 シャクナゲ探索には、かつて、松尾尾根をのぼり、釈迦が岳へ至るルート上で観察
したことがあるが、御在所へは初めてとなる。相棒の知識に頼ることとなった。

 武平峠登山口(滋賀県側)から少し上ると、いわゆる武平峠の標識が出てきた。
 この案内板を見ると、大体のことが書いてある。ここは標高880mなので、
登山口から60mほど登ったことになる。御在所岳山頂(三角点)は1210mと
いうことなので、標高差400mを登る勘定になる。80歳になる老人には堪える
登山だ。15年前なら1500mの標高差を頑張ることができたのだが、嘘のようだ。
 このルートは岩場が多く、危険もある。中道ルートのようなものだ。鎌ヶ岳を見
ながらの登山は快適だ。岩場にはイワカガミやハルリンドウが咲いており、目の保養
にもなる。しばらく登ると、稜線上に御在所岳の建物や、展望台が見えてくる。そう
こうするうちに頂上の広場に出た。ハルリンドウの群生地なども見ながら少し散策し、
展望の良い場所で、鎌が岳を見ながら昼食をとった。(昼食 11:30~12:00)
 食後は相棒の案内で、シャクナゲの森を探し、現地に行くことができた。始めは、
咲き方が少ないと思ったが、少し探索するうちに、綺麗に咲いた一帯を見つけ、
写真に撮ることができた。


 帰りは、別の山への登山ルートを通り、武平峠へ下山することができた。老人足
でも何とか歩けて、満足な登山となりました。


リンネソウの咲く山々

2016-01-04 22:14:30 | 高山の花、高山植物

 偉大なる植物学者、スウェーデン人のカールフォンリンネは「植物分類学の父」
と呼ばれ、博物学(植物、動物、鉱物)に通じた優れた学者である。(1707-1778)
 リンネはこの花を発見し、愛好し、自身の名にちなんだ学名を付けたようです。
 私は相棒との百名山登山で、最初にこの花を見たのは北海道の幌尻岳でした。
次いで羊蹄山、そして本州で見たのは白馬大池から白馬岳に向かう途中の小蓮華岳
の登山道です。最初の写真はカメラも旧式で暗くなりかけていたのでややピンボケ
となっています。ご容赦ください。
 小さくて可憐な花をつけるこの花にリンネさんも感動したのでしょうね!

   H26.8.13 撮影               上記の解説の表はインターネット上から引用させていただきました。

 以上


2015 高山の花ハイライト(4) -雲ノ平の風景と草木-

2015-12-29 23:02:10 | 高山の花、高山植物

 2015高山の花ハイライトは今回で終了する。今年登った高山は4座ということです。
 雲ノ平、高天原は山というわけではないが北アルプス・裏銀座コースの山々に囲まれた
奥深い山域(高原)にあり、ぐるりを黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳
薬師岳等に囲まれ、黒部川の源流域を形成する山岳の景勝地である。
 登山日程は折立登山口の前泊(駐車場泊)を入れると4泊4日となり、山上での3泊は
初めてのことであった。時期が9月下旬となったため、花の見ごろは終わり、実をつけた
草木や紅葉が見どころとなった。タイトルとは内容をやや異とするが高山の自然観察と
読替えてご覧いただきたい。

 草木の花と実 -秋-

 以上です。


2015 高山の花ハイライト(3) -聖岳と初秋の花-

2015-12-23 20:22:13 | 高山の花、高山植物

 9月4日に聖岳への登山口である便ヶ島(飯田市)の駐車場に前泊し、翌日早朝、聖岳
を目指した。この山は前回1998年11月2日に一度登ったので、2回目だ。とはいえ
17年前になるので詳細な記憶はないが、聖平小屋に泊まり、霜柱の立つ登山道を聖岳に
向かってひたすら登った覚えがある。
 今回は初秋のため、植物は山麓にも稜線にも数少ない花残っている程度であった。
 それでも幾つかの高山植物を撮影できたので、掲載することとした。
 天候は小聖岳辺りまでは好天であったが、頂上手前あたりから霧に見舞われ、頂上から
の展望は利かず残念であった。頂上からは2000mを一気に下ったが、後半は雨が酷く
なりつらい下山であった。

個別の花の写真を掲示します。(拡大してご覧いただけます。)

     

    

        

        

        

 

以上です。


2015 高山の花ハイライト(2) -針ノ木岳とシラネアオイ等-

2015-12-17 16:06:34 | 高山の花、高山植物

  高山の花ハイライト(2)を記載します。副題は「針ノ木岳とシラネアオイ等」です。

 7月3日に関電・扇沢駐車場に前泊し、翌4日に針ノ木岳を目指した。この登山は
山麓に咲くシラネアオイを写真に収めることも目的であった。当日は生憎の雨となり
、幸いにもシラネアオイの開花は撮れたので、雪渓に入ったところでUターンした。
 扇沢駐車場から下りかけたところで、いつものようにシナノキの写真をとり、次いで
見慣れぬ楓の写真を撮った。・・・と、その時、20m位先にクマが出て道路を横切り
藪の中に消えた。危ない危ない、急いで車に入った。

 8月上旬の登山シーズンに消化不良となっていた針ノ木岳に再チャレンジした。
8月8日に前回同様に扇沢駐車場に前泊し、9日早朝に扇沢を出発にした。天気は
快晴にて胸が躍った。花の写真を撮りながら山麓を抜け、大雪渓に入った。日本3
大雪渓と言われるだけあって、さすがに巨大な雪渓だった。雪の上はヒンヤリして
暑い夏でも気持ちがいい。雪渓を抜けるとひと踏ん張りで針ノ木峠に出た。そこから
稜線を高山の花の写真を撮りながら山頂を目指した。周囲は360度の展望が開け、
北アルプスの総図を眺めることができた。
  稜線の花は既に秋の風情であった。

以上


高山の花・ハイライト(1)

2015-12-13 10:19:28 | 高山の花、高山植物

師走に入り、私の登山シーズンは終了した。これから冬の間は里山等の身近な風景や
草木の写真、旅行での自然観察、これまでに撮影した高山植物の写真を整理して掲載
したいと考えている。
 手始めに、2015に登山した山で見た可憐な高山の花達の姿を整理し、ハイライトで
掲示することとした。このハイライトでは2015前半登山した八ヶ岳、針ノ木岳などで
見た花からご覧ください。

- 2015、高山の花ハイライト(1) -

 最初は八ヶ岳・横岳とツクモグサなどです。

以上。


高山に咲く花 -ハクサンコザクラなど-

2015-07-01 19:36:16 | 高山の花、高山植物

 百名山登山で見た清楚なピンクの花、ハクサンコザクラとその仲間達の写真を
掲載することとした。
 これらの花は、雪解け後の雪田あとからニョキニョキと芽を伸ばして咲く。この花
の写真を撮っていた時期は、百名山登山の登山のほうが忙しく、ジックリ花の写真
を撮る余裕がなかった。今となっては残念であるが、幾らかでも撮ることができた
のは、花好きな相棒のお陰である。いずれの花も今の時期、7月上、中旬に登山
し、撮影したものがほとんどである。
 ハクサンコザクラは白山や白馬大池で群落をみた。岩木山の花は亜種なので
あろうか、葉の形が少し違うミチノクコザクラのようだ。硫黄山のよく似た花は
エゾコザクラと分類されているようだ。やはり、葉の形が異なる。阿寒岳登山口
付近には大型の葉を有するオオサクラソウが咲いていた。









番外にて、クロユリを掲載します。



以下、個別写真を掲載します。





高山に咲く可憐な花 -コマクサ-

2015-05-01 21:38:26 | 高山の花、高山植物

 コマクサの解説 「日本原産。高山の砂礫地に生え、「高山植物の女王」と呼ばれる。
 花が馬の顔に似ているので”駒”。乾きやすく養分も少ない不安定な礫地(れきち)
 に、柔らかい根を地中に深く伸ばして生きている。」・・以上、借用文

 私が百名山登山で見たコマクサを掲載することとした。本州では3000m級の
山に、東北では2000m級の山で見かけた。特に大きな群落が広がっていたところ
では、蔵王・熊野岳、御嶽・継子岳、八ヶ岳・横岳、草津白根山が見応えがあった。
 百名山一筆書き登山の田中陽希さんが草津白根山でコマクサを見て「珍しい花
ですね。初めて見た。」と言われたのが印象に残っている。







<個別写真>





高山に咲く小低木の花

2015-04-10 17:47:46 | 高山の花、高山植物

本州の3000m級の山や北海道の山々には小低木の花が多く見られる。そこには丸くて小さな花をつけるものが多い。
コケモモ、イワハゼ、エゾノツガザクラ、イワヒゲ等よく似たものが多いが、葉の形、花の形、花のつき方等比較すると
違いがわかりやすい。これまで百名山登山を目指して登った山々で見た小低木の花を掲載させていただきます。
写真撮影技術が未熟で見づらいものもありますが、ご容赦下さい。また、名前に間違いがありましたらご指摘いただきたい。


このところ桜の花の写真撮影が忙しかったが、小低木の花の整理ができたので、再度、登録した。 /H27.4.10










<個別写真一覧>