名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

夏野菜作りは失敗、多々  -2018、第3弾-

2018-09-30 13:31:34 | 野菜作りに挑戦

 5月末にソラマメを収穫し、6月に入り梅雨前にニンニク、ジャガイモを堀り、
ここまではきわめて順調に収穫が完了した。
 7月初旬までは天候にも恵まれ(雨もあり)、キュウリ、ズッキーニ、カボチャ、
インゲン、キヌサヤエンドウ、トマト等が順調に収穫できた。また、トウモロコシ
は順調に育ったが、害虫管理に失敗し前半の収穫は殆ど虫にやられてしまった。
後半の分は防虫ネットでカバーしまた防虫剤を吹き付けたところ、半分位美味しい
実が付いた。雄花から害虫が侵入することが分かったので、来期はうまく対処したい。
 ところが7月8日頃から猛暑となり、雨が降らないため畑はカラカラに干上がって
しまい、サトイモ、ショウガ、キュウリ、ズッキーニ、スイカ、ナス、イチゴなどは
水不足で成長できず、(少しは水を撒いたが追いつかず)これらは大失敗したといえる。
 8月中旬の台風以降に雨が降り少し持ち直してきたが、スイカはカラスにやられ、
暑くて雑草取りもままならず、8月は殆どほったらかしのため、畑は雑草に覆われ
てしまった。サツマイモとシソ(大葉)は雑草の中にあっても互角に成長しており、
秋のサツマイモの収穫が楽しみだ。

 9月に入り、秋冬野菜の仕込みを始めた。ネギ類では九条ネギの植え替え、ワケギ
、ラッキョウ苗の植込み、ホームタマネギ(小玉)を30本植えた。葉物野菜として
ほうれん草、チンゲンサイ蒔き、ニンジン、大根、赤カブ、インゲンもポットに蒔き
畑に移植しようとしている。
 また、来春に向けて天豆(春先に収穫し冷蔵庫に保管した種、新規購入の種)を
蒔いた。冷蔵庫に保管しておいた種は50%程発芽した。ニンニクも種用を残して
あり沢山植えようとしている。タマネギも種まきしておきたい。来春にむけてこの
ほかにもジャガイモ、スナップエンドウ、キヌサヤエンドウを準備していきたい。
 夏野菜収穫後の畑はまだ草刈りを済ませて放置したままなので、これから耕耘機で
耕し、この秋そして来春へ向けて種まき、&移植を進め、葉物野菜は防虫ネット、
霜対策は不織布でカバーしていく予定である。

 これで野菜作りは丸一年となるが、害虫、カラス、日照り(水やり)、熱中症への
対処が大変だということがよくわかった。

以上です。


九州の百名山を巡る_3   -開聞岳- & 百名山記事の終了

2018-09-25 16:42:46 | 登山_九州の山

 久しぶりにゆっくり朝食をとり、開聞岳を目指して宿を出た。今日で九州の
百名山登山を終了する予定だ。途中、今日寄る予定の日帰り温泉(国民宿舎)を
横に見て進み、登山口に達した。
 山頂は924mと比較的低い山だが、ほぼ海抜0mから登るので、それなりに
標高差はある。登山道は時計回りに山頂へ向かって進む。中腹からは今日通って
きた長崎鼻、指宿温泉方面がよく見えた。下から見ると山頂には雲がかかって見え
ていたが、やはりガスの中にあり周囲の眺望を楽しむことはできなかった。歩いて
いる時はそれ程登山者はいなかったが、山頂は今日の登山者で賑わっていた。
 これで、今回の九州での山行は終了することになるので、帰りを急ぐことした。

少し疲れが出てきたこともあると思うが、2/3程下ったところで、登山道に出て
いた根っ子に足を取られ、前に転びそうになった。咄嗟に右手で土手に出ていた
木の根をつかんだが、これがいけなかった。つかんだ指が薬指と小指で、ここに
全体重がかかったために、気がついたら小指が90度以上、反対側に曲がっていた。
あ!、折れたと思ったがボキッという音はなかった。ここではどうすることも
できないと思い、一か八か、思いっきり2本の指を引っ張りながらグルッと&
そおっと手の平の方に回してみた。すると、痛みは酷かったが、小指は普通の姿に
戻った。これで折れていないことが分かったので、触らないようにして、そのまま
帰ることにした。
(翌日、整形外科で診断して貰った。確かに関節は外れたが、貴方がやったことは
整形外科医がやるべきことをされたので、私は何もしなくても良い。と褒められた)

 最後に小指のアクシデントはあったが、下山の後、日帰り温泉でざっと汗を流し、
池田湖の脇を通り、指宿有料道路に入り、鹿児島空港目指してひた走った。レンタ
カーを返却し、飛行機に搭乗して、何とか予定の行程を完了することができた。
 九州の百名山としては更に南に屋久島の宮之浦岳がある。ここは平成15年に登山
している(ブログにも掲載済み)ので、これで九州の百名山登山は完了となる。ここに
九州の百名山6座の登山記録の一覧を掲載し終了とする。

 百名山シリーズの完了に当たって
 
 百名山登山記録は、九州の百名山の登録完了をもって終了する。北海道から本州の
アルプスまでは、花の撮影を主題として、カテゴリーを「百名山の花」として北から
南へ掲載した。関西以西の百名山は登山を主題にして「関西以西の百名山」と題して
ブログに記載した。
 年齢を重ね、3000m級の山々への登山は厳しくなってきたので、いずれタイトル
「名峰登山と草花」を変えようかと思っている。大した記事は書けませんが、お付き
合いいただければ幸いである。                                                     以上。

 


摺古木山へ植物観察

2018-09-22 06:51:01 | 自然観察_野山

 初秋に入った平成30年9月17日(敬老の日)に中央アルプス南端にある
摺古木山(2169m)へ、相棒に付き合って植物観察に出かけた。
 この山へは30年位前に一度登った。南木曾から国道256号へ入り、途中で
大平街道へ入り、大平宿・跡から東沢林道を上り、終点に車を駐め、周辺を散策
しながら山頂を目指す予定であった。
 ところが、どっこい、大平宿から林道に入ると間もなく林道にロープが張られ
車両通行止めとなっている。仕方なく車を降り、登山届けを出した後、林道歩き
をする羽目になった。
 林道脇の東沢はなかなか水量があり、飯田市の水源になっているようだ。林道
終点には避難小屋と駐車場がある。・・・が、何と車が2台留まっているでは
ないか?これで一気に気分を害してしまった。片道2時間以上ロスってしまった。
ロープの外し方を知っている人は通れるというのは不公平だ。林道管理者に対して
文句を言いたい。林道歩きを往復4時間する羽目になったため、山頂まで到達せず
に引き返すことになった。林道終点から1時間ほど登り、目的の植物も見つかった
ので、まあ良しとして山頂を前に引き返した。
 今回の観察では、ヤマアジサイ・クレナイ、ナギソアザミ、ヤマトリカブト、
タカネトリカブトなどを見ることができた。アサギマダラがいないか注意したが、
ヨツバヒヨドリが咲き終わったためか、一羽も見ることはできなかった。

以上。


九州の百名山を巡る_2 -阿蘇山、霧島山- 登山記録

2018-09-16 19:17:55 | 登山_九州の山

九州の百名山_3  阿蘇山・高岳

 平成18年5月4日朝、山麓宿を車で出て、仙酔峡へ向かった。阿蘇山の火口への
ルートは草千里側からと仙酔峡側からの2つがあるが、登山ルートとしては仙酔峡から
となる。一般の場合は、ロープウェーで火口東まで行って火口展望台から火口を眺める
こととなる
 登山者は仙酔峡駐車場に車を駐め、登山口から高岳(1592m)を目指すこととなる。登り
口付近ではミヤマキリシマが咲き始め、所々にピンクに染まり始めていた。後2、3週間
遅ければ、綺麗なピンクの花園が見られたことだろう。残念だが仕方ない。登山道は火山
岩の急登が続き、これを登りきるとまもなく山頂に達した。周囲の山々からは阿蘇が大きな
火山の跡であることを教えられる。高岳山頂から火口らしき方向に少しおりると中岳(1506m)
に達し、更に下りていくと火口展望台に達する。ささやかな煙が出ていてここが火山であり、
火口であると知らされる。
 下山後は白水温泉近くで遅い食事(昼食)をとり、熊本経由で霧島温泉郷へと先を急いだ。

 

九州の百名山_4  霧島山を縦走

 (韓国岳~獅子戸岳~新燃岳~中岳~高千穂ヶ原へ)

 5月5日、新燃岳・山麓の宿を出てエビノ高原に向かった。エビノ高原駐車場に車を駐め、
韓国岳登山口から高千穂ヶ原への縦走を開始した。天気も良く韓国岳山頂からは、韓国までも
見えそうな気がした。家族連れの登山者も多かった。韓国岳直下には大浪池が見えたが、近年、
大浪池付近で小学生が行方不明となり亡くなる事故があった。
 韓国岳からは獅子戸だけを経て、新燃岳に至り火口の稜線を半周して中岳に向かった。この
新燃岳は数年後に爆発し、ニュースでも報道された。現在も通行できていない。良い時期に
出かけたものだと満足している。火山爆発としては、私は平成24年7月に御嶽山に登頂して
百名山完登を祝ったが、翌25年に大爆発を起こし大惨事となった。時期が悪ければ自分達
も巻き込まれたかも?と火山爆発の恐ろしさを身にしみて感じた。 
 さて、中岳近くからは高千穂峰が眼前に聳え、綺麗な姿を写真に納めた。本当は翌日登山を
したかったが、先を急ぐため割愛した。残念だ。 縦走終点の高千穂ヶ原で高千穂峰を拝んだ
のち、登山口のエビノ高原に戻り、そに乗車した。

 次の目的地は鹿児島県・開聞岳だ。
 霧島温泉郷を通り抜け、明日、レンタカーを返す予定の鹿児島空港を左手に見て、鹿児島を
めざし、錦江湾に浮かぶ桜島を眺めつつ南下し、指宿を経て、山川港近くの旅館に宿を取った。

以上。

 


九州の百名山を巡る_1  -九重連山、祖母山- 登山記録

2018-09-14 09:32:12 | 登山_九州の山

 百名山の完登に向けて、追い込みに入った平成18年、現役で休みを取りにく
かったこともあり、五月の連休に九州の5座を一気通貫で駆け巡った。
 5月2日に朝一番の飛行機で大分空港に降り立ち、レンタカーを借りて九重山
へ向かった。レンタカーは5月6日鹿児島空港で返却するまで継続して使用した。

 午後に九重連峰の牧ノ戸・登山口に車を駐め、登山口から久住山と中岳を目指
した。登り始めると登山道脇に立派な馬酔木(アセビ)が沢山現れた。毒がある
ので、鹿も食べないせいだろうか?沢山残っている。
 九重高原は火山帯ということだと思うが、登山道周辺は石ころだらけで、ガレ場
に近い所もある。標高差はあまりないので登る苦労は少ないが足元に注意して歩く
ことが必要だ。久住山に登り、御池の縁を通り、中岳に到達した。このあたりの
低木は殆どミヤマキリシマ(ツツジ)だと思うが、まだ花をつけてはいない。六月
頃にはキット綺麗な花園が見られるだろうと、残念に思いながら下山の途についた。
 この日は牧ノ戸・登山口に戻り、山塊の裏手方向になる久住高原荘(休暇村?)
という立派な宿に泊まった。

  九州2日目は祖母山に登る予定だが、朝一番でルート上にある竹田市の岡城趾へ
立ち寄った。滝廉太郎の「荒城の月」を口ずさみながら城跡への坂道を登った。
立派な城壁に囲まれた城跡からは、「荒城の月」の情景が浮かび上がってくるような
風景だった。下城し祖母山に向かう途中で、立派な石橋がみえた。車を駐めてみると
ローマの遺跡で見るような水道橋のように見えた。(後で調べるとやはり水道橋
だった。1919完成で明正井路というらしい。)

 祖母山へは林道に入り、道路脇に車を駐めて入山した。頂上近くになると急登と
なった。山頂は広く、うろうろしていると、記念写真を撮ってやるから二人並べ
といわれた。一人で良いというのだが、いや二人でないと駄目だとおっしゃる。
何故かと問うと、この山はバアさん(祖母山と書く)という山だから、バアさんと
一緒じゃないと駄目なのだそうだ。仕方がないから2ショットで撮ったが、ブログ
からはカットした。
 下山は谷筋の急斜面を下った。岩の間にアケボノツツジが所々に咲き綺麗な
ピンク色を呈してくれている。何枚か写真をとった。鈴鹿の山でよく見かけるアカ
ヤシオに似ている。(後で、調べると一緒のものらしいと分かった)   

 車に戻り、Uターンしようとして左側後部を杉の木でこすってしまった。高い
登山についてしまった。少し時間がかかってしまい、ナビを設定して阿蘇山の麓の
宿舎に向かった。暗くなりかけ、細い道に不安を感じながら進むとギザギザの山頂
の山並みが見えてきた。熊本県に入り、本日の行程もまあ無事に終了となりそう
である。                                                                         以上


牧野植物園と五台山、他  -高知市- 記録

2018-09-05 18:40:50 | 日本の植物園

 日本の植物学の大御所、牧野富太郎翁の植物園が高知市・五台山にある。
 五台山にあるもう一つの名刹には四国霊場第三十一番札所の竹林寺がある。
四国の百名山に登山した後、牧野植物園に出かけた。五台山を車で上っていく
と頂上近くに植物園の入口があった。アプローチの長い格式を感じる植物園だ。
植物園の建物は斬新な造りでかつ新しく、植物展示や富太郎の紹介、そして
園内の庭や植物は日本の第一人者、牧野富太郎博士の偉業に相応しい内容と
なっていた。
 実は名古屋が排出した植物学者、伊藤圭介翁も牧野博士に匹敵する偉人で
あり、名古屋の東山植物園には圭介翁の展示室があるが、牧野植物園の展示には
負けると残念に思った。高知県や高知市の富太郎翁への思い入れが強い証拠だ
と思う。

 次いで、五台山・竹林寺を訪ねた。大学生だった二十歳の頃に高知の友人に
案内されて見て回ったが、五重塔など建物は昔の記憶と同じに思えた。真言宗
のお寺さんであり、空海との関わりが深い。本尊は文殊菩薩で本堂に安置され
ているようだ。

 高知市では、今年の大河ドラマ「西郷どん」に出てくる坂本龍馬と関わりの
深い桂浜を訪ね、また、山内一豊公の高知城の佇まいをグルッと見て回った。

 この七月に、嘗て五台山を案内してくれた私の友人が他界され衝撃を受けて
いる。この記事を書きながら、改めて、友人との絆を思い、友情に感謝しつつ
ご冥福を祈る次第である。

<植物園の個別写真を掲載します>

     

    

     

     

      

  

以上。

 

 

 


中国・四国の百名山 -剣山-

2018-09-01 15:49:44 | 登山_中国・四国の山

  剣山(1955m)へは見ノ越・登山口から登り始め、リフトの下を通ってリフト
終点、西島駅を通り、山頂を目指した。鳥居を潜り歩いて行くと外人の親子が
休憩していた。英会話の練習と思い、話しかけてみるとフランス人だった。
私のPoorEngrish にお付き合いいただき、私には良い会話ができた。本当は
ご家族は日本語ができたのだろうと予測できた。
 なだらかな稜線を登ると山頂に達した。後に岩山(剣)を控えた神社が大剣
神社のようだ。頂上は草原の丘陵だ。よく見ると大きな岩の上にも小さな社が
建っている。ここは周囲の山々の奥深くにあり、四国の名峰、霊山であること
を実感する。山上の景色や紅葉の木々が綺麗だった。

 下山後、祖谷峡、カズラ橋に立ち寄り、高知へ向かった。カズラ橋の古めか
しい吊橋や紅葉する木々の下を流れる祖谷川の景色もこの時期ならではの良い
風景であった。

以上。