名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

鳳凰三山   登山記録 -2013.9、他-

2018-07-28 22:30:12 | 登山_南アルプス

 鳳凰三山へは三回チャレンジした。最初は平成15年11月、2回目は平成24年8月、3回目
は平成25年9月だ。それぞれ、登山目的は異なり、初回は百名山登山目的で観音岳を目指し、
2回目は薬師岳に咲くタカネビランジの撮影に、3回目は花の撮影と秋晴れの鳳凰三山縦走を目的
とした登山であった。
 ここでは、南アルプスへの登山の視点で、第1回の登山の風景、第3回の縦走の醍醐味&風景を
中心に掲載する。

 というわけで、第3回目の登山報告らか掲載する。
 この回は、夜叉神峠から鳳凰三山縦走を目指したが、峠への駐車は不可となっており、手前の芦安村
の駐車場に車を駐め、1泊して、朝一番の村のバスで夜叉神峠へ向かった。峠からは前回通った登山道
を進み、南御室小屋は素通りして薬師小屋で1泊して薬師岳の写真を撮り、観音岳(鳳凰山)、地蔵岳、
高嶺(タカミネ)を経て、白鳳峠から広河原に下った。広河原からは村の相乗りタクシーで芦安村に戻り、日帰
温泉に浸かって汗を流し、帰宅の途についた。縦走路では天気も良く、北岳、間ノ岳を始め、南アルプス
の山々が見え、天空の庭を見るように素晴らしい景色を呈してくれた。(H25.9.22/9.23)

 


 第1回は中央道を山梨県へ進み、韮崎ICで出線して御座石鉱泉に向かった。同・登山口からの
登山では右手に甲斐駒ヶ岳、左手に富士山のすばらしい景色を見ながら登り、鳳凰小屋に泊まって、
翌日、鳳凰山(観音岳)へ登った。山頂付近から雲行きが怪しくなり、薬師岳は霧の中にボンヤリと
見える程度だった。ここでは、天気の先行きを心配して地蔵岳へと進み、鳳凰小屋を経て青木鉱泉を
目指した。途中、幾つかの滝を見たが、五色の滝は長大で立派な滝であった。車を御座石鉱泉に
置いてきたため、青木鉱泉から御座石鉱泉まで歩いて戻ったが、降り始めた雨と暗闇の中の歩行と
なり、厳しい帰還となった。

 第2回目はタカネビランジの撮影を目的として、夜叉神峠から入山した。車を夜叉神峠・道端の
駐車場に駐め、登山口から南御室小屋まで進んで宿泊した。翌日、花の写真を撮った後、鳳凰三山を
縦走する計画でやって来てはいたが、雨模様のため、躊躇していた。とにかく薬師岳まで登り、
タカネビランジを探して写真に撮ることとを目的として登山した。薬師岳手前の岩場に花は咲いており
沢山、撮影することができた。この頃から、雨がひどくなってきたことと、写真機が濡れ始めたので
登山は中断し、南御室小屋をへて、夜叉神峠へ戻った。

以上です。


南アルプス・光岳   -登山記録-

2018-07-06 18:25:45 | 登山_南アルプス

 光岳(テカリダケ)への登山は、南アルプス(百名山)登山では最後の登山となった。
住んでいる名古屋から近く標高(2591m)も比較的低いということもあり、登り
やすいだろうと考えて後回しにしていた。・・・実際はロングコースで大変でしたが、・・・
 平成20年10月13日に南信濃村・易老渡(イロウド)から登山した。登りやすい
時期であったが、山頂の光小屋は営業を終了し無人となっていた。避難小屋として
活用できたので助かったが、夜間は冷え込みが厳しく、寝袋を使っても震え上がった。
 登山開始の登山道ではクルミや木の実を拾いながら楽しい登山になると期待された。
中腹からは登山道に木の根が蛸の足のように絡んで広がり、登りにくい道だった。
易老岳から光岳へは山上の丘陵&湿原が広がっていた。
 光岳・山頂の標識を確認した後、少し下がって、光岩に登った。光岳は「この岩が
駿河湾から光って見えるので光岳と言われる」と誰かに聞いたような気がする。

 

 この登山記録で、南アルプス・百名山の報告を終了しようと考えていたが、

鳳凰三山を載せていないと判明したので、次は、鳳凰山を記載する。

(カテゴリー「百名山の花_南アルプス」には高山植物の視点で掲載済み)

 

ブログ・アドレス: 鳳凰三山 登山記事

  https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/c/3fe2f6ee48ffb26920e1f1683a8d748a


赤石岳、悪沢岳、千枚岳を縦走 -登山記録-

2018-04-14 07:16:05 | 登山_南アルプス

 随分以前の登山の報告で恐縮だが、外す訳にもいかないので、登山記録として
掲載する。この登山は平成11年9月15日、16日、17日に、赤石岳、中岳、
悪沢岳(荒川岳東岳)、千枚岳を登山した。実はその後、平成26年9月に逆ルート
で友人達と計画したが、その時は体調不調のため、千枚岳までで一人Uターンし
下山した。
 残念ながら赤石岳登山では天候に恵まれず、中日(なかび)赤石岳ではガスのため
視界がなく、途中から雨、落雷のため、急遽中岳避難小屋に退避して一夜を過ごし翌
17日に小雨の中、悪沢岳をへて千枚岳に至った。ここから天気は回復したが、肝心の
山岳風景写真は撮れなかった。山頂周辺の写真が主となりますがご容赦下さい。

 14日に畑薙ダムの駐車場に車を止め(当時はダム湖畔に駐車できた)前泊した。
翌朝、東海パルプの一番のマイクロバスで椹島に向かい、登山を開始した。このルート
は、いきなり急登となるため逆ルートをとるケースが多いようだ。ゆっくり登り、へたり
ながら赤石小屋に着いて、明日登る赤石岳を遠望した。16日は小赤石岳を経由して
赤石岳に至ったが、霧のため視界がなく残念だった。この日、中岳、悪沢岳、千枚岳を
登り、千枚小屋まで行く予定だったが、午後から雨となり、雷も鳴り出したため、雷雨の
悪沢岳越えは危険と判断し、中岳避難小屋に泊まった。千枚小屋への泊りを予定していた
ため、十分な防寒具を持ち合わせず、3000mの避難小屋は寒かった。
 17日は霧の中、悪沢岳を経て千枚岳に至った。このあたりから霧が晴れ、写真が
撮れるようになったが、予定のコースタイムから2時間以上遅れており、下山を急いだ。
椹島へは16時少し前に着いたが、既に終バスは発車した後で、明日の勤めを考えて
途方に暮れたが、窮すれば通ずで、通りかかったダンプに乗せていただいて、畑薙ダム
で下車し、自車に乗り換えて大井川沿いを下り、金谷から高速にて名古屋へ帰宅できた。

以上です。
 

 

 

 

 

 


南アルプス_北岳、間ノ岳  -登山記録-

2018-03-20 11:12:30 | 登山_南アルプス

 北岳には3度登った。最初は広河原から家族4人で登り、2回目は北岳を経由して
間ノ岳、農取岳、を縦走し奈良田に下った。3回目はキタダケソウを観察するために
やはり広河原から登山した。最初の登山は平成3年8月でありフィルム写真機の時代
であったが、原画を紛失したため今回は披露できない。

 ここでは、①白峰(シラネ)三山の縦走で登山した北岳、間ノ岳、農取岳と②キタダケソウ
の観察に登った北岳の記事を掲載する。

1.平成12年10月6日~9日にかけ、前泊(車中泊)と山上2泊の山旅となった。
  広河原へはまだ車両規制前だった時期で、広河原に車を駐め、翌早朝に登山を開始
 した。大樺沢を北岳稜線(八本歯のコル)に向けて直登した。右手に北岳バットレスが
 迫り、大きな圧迫感を感じながら、急登を登り、最後は殆どハシゴを登り続けた。
 見下ろす眼下の眺めには足がすくんだが、絶景ではあった。八本歯のコルに登りついて、
 一息ついた。この日(10/7)は、この後北岳山頂に立ち、南側に少し下って北岳山荘
 に宿泊した。天気はまずまずで、少し雲はあったが、鳳凰三山、等の山々を撮ることが
 できた。
  翌10月8日は快晴の中、中白峰山、間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳へと3000m峰を四座
 縦走した。南側には眼前に塩見岳や南アルプスの山々、北には歩いてきた稜線や登山した
 山を見返りながら楽しい山旅を味わった。この日は大門沢を下り、大門沢小屋に宿泊した。
  10月9日は奈良田に下ったが、途中で追いつかれた警視庁の強者2人と話が合い、
 広河原まで割り勘でタクシーに相乗りした。

   白峰五山(シラネゴザン)は、北岳(3193m)、中白峰山(3055m)、間ノ岳(3190m)、
西農取岳(3051m)、農鳥岳(3026m)の五山を指す。いずれも3000mを超す高山である。
白峰三山(シラネサンザン)は、このうちの北岳、間ノ岳、農鳥岳を指す。

    大樺沢からの直登登山については、足場も少なく、写真を撮る余裕がなかった。
  インターネットを検索してみると素晴らしい写真が沢山出てくる。恐縮だが、
少し借用させていただき、登山の雰囲気を味わっていただきたい。悪しからず。

 

2.北岳への3回目の登山を記載します。キタダケソウの観察です。

  相棒の希望を受けて、キタダケソウの開花時期に北岳を目指した。平成26年6月28日
 雨模様の空を見ながら、中央道を東京方面へ進み韮崎の先の南アルプスICで下線して
 芦安温泉に向かった。この日、山は雨で登山を断念した人も沢山出たようだった。幸い
 私達は雨の上がる予定の翌29日に登山を開始することを想定していた。
  この時期の高山は雪解けの時期で、いろいろな花が咲き始める。早朝にマイクロバスで
 広河原に向かい、登山を開始した。大樺沢を二俣まで登る予定が、道を間違えて御池小屋
 ルートで小屋を目指すこととなった。御池小屋を過ぎると残雪が多く残り、歩きにくい中、
 何とか残雪帯を抜け、稜線に出た。途中、草すべりのあたりには色々な花が咲き始めていた。
 稜線にはキバナシャクナゲが咲き誇り、黄色のミヤマキンポウゲ、紫色のオヤマノエンドウ
 などが彩りを添えていた。

  29日は北ノ肩の小屋で泊まり、翌日、北岳山頂を越えて稜線を下りキタダケソウを探した。
 目当ての花はすぐ見つかった。ハクサンイチゲにそっくりのこの花は3000mのこの場所
 にしかないことと長らく、ハクサンイチゲと思われ続けて来たことで 近年になって、別種
 の植物と判別されるに至った。両方を比べてみてください。


  この山旅ではキタダケソウを始めいろいろな花(高山植物)の写真を撮ることができ、
 充実した山旅となった。いろいろな花は先に投稿しましので、興味のある方は、カテゴリー
 「百名山の花、南アルプス」からご覧下さい。

  以上です。


登山記録  -南アルプス/百名山-

2018-03-09 12:34:24 | 登山_南アルプス

 先に北アルプスの登山記録をブログに掲載した。高山植物の掲載は更に以前に
掲載したので、登山記録は後回しになった。登山記録の掲載はやめようかと迷って
いたが、この際、整理の意味で掲載することとした。出涸らし記事をご容赦下さい。
 南アルプスへの登山も子供達と家族4人で登山したことが数回あるが、平成8年
以前は写真はフィルム写真であり、且つネガを紛失したため、掲載できません。
また、フィルム写真からCDへ落とし込んだ写真は枚数も少なく、これという物が
少ない。
 ここ20年くらいの写真が中心となりますが、ご了解下さい。
 まず、南アルプス(百名山)への登山記録を以下の示す。最近は百名山以外にも
高山植物の写真撮影に登山することが多いので、南アルプスの山はこのシリーズの
中にも掲載する。

拡大するにはこちら ==>  

 


南アルプス・聖岳へ登る

2015-09-08 12:05:59 | 登山_南アルプス

 愚図ついた天気が続いたが、週末に晴れるというので、久方ぶり(17年ぶり)に
南アルプス・聖岳に出かけた。
 9/4午後に家を出て、飯田ICで中央道を出て東へ進み、天竜川を渡って上村、
遠山郷(下栗の里)を通り、便ヶ島・登山口まで、3.5時間を要した。駐車場で
車中・前泊し、翌日(9/5)早朝5:30に登山を開始した。
 まず、トロッコ道(廃道)を進み、西沢渡で川(木橋)を渡り、作業場跡を通った。
ここから本格的な登山道となり、約6時間を要して、薊(アザミ)平・分岐に達した。
天気もよく、薊平から南西方向に上河内岳、茶臼岳、光岳の素晴らしい山容を見た。
 ここに、リュックを置いて聖岳へ登り始めたが、疲れを感じたので登山は延期し、
最初のピークで引き返し、聖平小屋へ下った。
 9/6、早朝5:30に小屋を出て、昨日通った薊平分岐まで登り返し、ここから
聖岳を目指した。途中、小聖岳からは聖岳の素晴らしい姿が展望された。8:30に
聖岳・山頂に到着したが、8時頃から霧が出たため、視界が悪くなり残念だった。
 山頂から9:00に下山を開始し、11時にアザミ平で小休止した。このころから
小雨が降りだした。14時頃からは雨脚が強くなったが、15:30無事、登山口に
到着できた 。

 

<個別の写真を掲載します>

以上