名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

摺古木山へ植物観察に出かけてきました

2019-08-31 10:41:29 | 自然観察_野山

 8月25日に、中央アルプス最南端の2000m峰、摺古木山(2168m)へでかけて きました。昨年9月に相棒のトリカブト観察に同行して出かけた山です。30年位 前に一度登ったことがあり、今回で3回目です。昨年は林道歩きで時間が無くなり、 山頂までたどり着きませんでした。今回は仮ゲート(ロープが張ってある)ロープを 外して、林道終点まで4輪駆動で行くことができました。林道終点(駐車場)には、 松本ナンバーの先客(ジムニー)が1台留まっていました。  林道は昨年と比べるとかなり荒れていて、4駆でないと無理と感じました。昨年は 途中で崖や道路の工事がされており、道路も整備されたのだと思った次第です。  今回の登山では、登山道を覆い尽くす笹原に往生しました。1.2m位の笹に 覆われ登山道が殆ど見えないのです。笹のかき分けが大変でした。昨年はそれ程 でもなかったのに、今年は手入れができていません。  昨年、トリカブトの調査に来たので、川沿いの湿ったところに咲いていることを承知 しており、開花には少し早いかと思いましたが、何とか咲き始めのトリカブトを見つける ことができました。2000m位の日当たりの良い登山道にはリンドウが青い蕾を付け、 また笹の陰には「セリバシオガマ」が白い可憐な花をつけていました。セリバシオガマは 意外に沢山咲いていました。稜線にでるとハクサンシャクナゲやアズマシャクナゲが 至る所に生えており、来春、花の咲く時期に来たいと思うに至りました。緩やかな登り を続けると山頂に到達しました。軟弱な登山でしたが、山頂に着くとやはり達成感が あります。前方には安平路山(200名山)があり、その先には雲に半分隠れた中央 アルプスの山々が横たわっています。嘗て来たときは、山頂からの見晴らしは殆ど ありませんでした。周囲の木を切ったのか、枯れたのか、かなり見晴らしが良くなって います。  帰りも変わった花や実が生っていないか注意しながら下山しました。林道には アサギマダラの好物のヨツバヒヨドリ草が群生し、また白いヤマハハコが沢山咲いて いました。また赤い実を沢山つけたウワミズザクラが目につきました。登山口(仮 ゲート)近くにはサルナシが沢山実をつけていたので、少しいただいてきました。 サルナシはキウイを小さくしたような実ですが、キウイの原種ではないそうです。 (Internet調べ)

 

 

<山頂までの道程>  駐車場から歩き始めると急登となり、少し登ると緩やかにはなりましたが、笹の原 となり、1.2m位の笹の中に登山道が隠れて笹をかき分けながらの登山となりました。 笹原を過ぎると道は大きく右回りに回り込んで、左手前方に山が見えてきます。これ が摺古木かと思うと違いました。後で調べるとアザミ岳のようです。さらに進むと山が 2つ見えてきます。左側のなだらかな山が摺古木山、右隣の高く見える山が風穴山 です。(後で地図で調べた)ここから少し坂を登ると始めて本格的な小川(砂床の沢) に出ます。ここからさらに小さな沢を幾つか通り過ぎると分岐点につきます。右側の 急登が摺古木への直登ルート、左側の道は「自然園」を通り摺古木山頂へと至る 巻き道となります。私達は迷わず直登ルートを進みましたが、急登を登り少し緩やかな 道になると、その内に山頂に到達しました。

以上

 

 

 


真夏の菜園は雑草の中    -2019.8-

2019-08-24 20:25:48 | 野菜作りに挑戦

 7月中旬からの猛暑に菜園の管理作業は無理となり、雑草が伸び放題となった。  それでも収穫を早朝に行い、水やりを行った。9時頃には気温は31度、32度となり 作業は限界となる。  秋口に穫る野菜として、ダイコン、コマツナ、インゲン、キュウリ、ズッキーニ等をポット に種まきして8月上旬に畑に移植したが、日照りでダイコン、コマツナは全滅。インゲン は3本(/6本)、キュウリは3本(半分)のこり、ズッキーニは5本根付いている。  夏野菜の代表であるトマト、キュウリは7月から8月中旬まで沢山収穫できた。また、 インゲン、ズッキーニもかなり穫れた。ナスは10本ほど植えているが、今一生長が悪い。 秋ナスを穫るために、根切りと剪定&施肥を行った。カボチャは芯止めをしなかったので 蔓は伸びたがあまり実が付かなかった。  この後収穫する野菜としては、第一番はサツマイモだ。安納芋20本、紅東10本を 植えたが苗の歩留まりは8割くらいだった。蔓返しを一度行ったが、直ぐまたボウボウに 伸びている。そろそろ第2回をやろうとしている。その他、ピーマンと唐辛子は遅まきを したので、これから穫れそうな気がする。

  秋に向けて、畑を整理し、秋ジャガを植えたいと思っている。昨年は全然駄目だった ので、今年は周囲のプロに聞きながらやってみたい。

以上です。


森の植物探索     -2019.8 奥東三河-

2019-08-16 08:59:26 | 自然観察_テーマ別

 8月8日、相棒が奥三河へ稀少植物探索に出かけるというので、同行した。行き先は 新城市の奥に位置する県民の森だ。森の維持管理の職員に聞くと、散策路は全長30Km に及ぶ、というからかなり広い。稜線は500~600m位あり上り下りはかなりしんどい。今回は 植物観察なので、川沿いの道を散策し、また滝を3つ見た。蔦の滝、亀石の滝、下石の滝だ。 鬱蒼と茂る森の滝の周辺は岩壁が湿っていて、いかにも稀少植物がありそうな感じだ。湿った 岸壁にはイワタバコなどの珍しい植物が見られた。

 森の入口から散策路を歩いて行くとノリウツギが咲いていた。相棒の解説によると、この ノリウツギは葉の表面がふさふさとしていて、ビロードノリウツギというのだそうだ。確かに 葉の表面は絨毯のように滑らかにツルツルしている。日本では東三河の山間部にしか 分布していない貴重な種であるらしい。少し勉強になった。  土手や道端の草むらに咲く、見慣れぬ草花を写真に撮るのだが、慣れない中古カメラ を手にしているので、上手く撮れない。マニュアルフォーカスをもう少し調べておけば 良かった。オートでは花になかなか焦点が合わないのです。仕方なく、旅行用のLumix カメラで、オートでバチバチ撮った。上手く撮れているのがあると良いのだが? 次回まで には、マニュアルフォーカスと焦点範囲設定などをもう少し勉強しておこう。  というわけで、ピンぼけの写真もありますが、ご容赦下さい。

 散策路を奥深くまで歩き、蔦の滝、亀石の滝を見て、そこから山越えをして、下石の滝に 下り、川沿いに歩いて観察しながら森の入口まで戻った。都合、写真を撮りながら5時間 程歩いた。この時期、暑さが厳しく、全身汗びっしょりになるのが辛い。無事に歩き終えて やれやれでした。


今年もハマユウが開花 - 2019.8.10 -

2019-08-11 07:29:28 | 自然観察_我家の花

 今年もハマユウが開花しました。  10年ほど前に潮岬に立ち寄った折、仕入れた浜木綿が大きくなり、沢山の花を付けるように なったものだ。数ミリだった茎は10cm以上の太さになり、4年ほど前には軸が2つに割れて茎が 2本となった。昨年は軸(茎)が3本に分かれ、今年は軸が4本になった。  一昨年は花が咲いた後、実が沢山付いて、種をポットに入れておいたら、4本芽が出て、育てた ところ、順調に育った。万一、元が枯れても世代交代できることとなった。  さて、今年はなかなか花芽が出てこないため、いよいよ枯れるのかと思っていたら、7月末に なって、やっと花芽が出てきて一安心した。一昨年は5月31日には開花しているので、2ヶ月以上 遅い開花となる。多分、8月9日に開花したのだと思うが、終日用事があり確認できなかった。 8月10日には2本の花軸に清楚な花が付いていた。なかなか綺麗だ。興味のある方はご覧下さい。

<追記>8月11日、さらに満開状態となったので、写真を追加しました。

<写真追加> 8月11日の開花状況を追加します。

以上です。

 

 

 

 


カノコユリの開花・第2弾      -2019.8上-

2019-08-07 10:03:26 | 自然観察_ユリ

 8月7日、朝ベランダを見ると、二鉢目のカノコユリが開花していました。一昨日見た時は花びらが少し そり始めていたので、咲きそうだなと感じていました。一鉢目(鉢A)のカノコユリは満開状態で、萎みかけた 花も出てきました。やはり、咲きかけの花が美しいですね!

  カノコユリの隣のハマユウも花芽が伸びていましたが、蕾が割れてきましたので、明日には咲きそうな感じ です。明日はハマユウが楽しみです。  8月4日には路地植えのテッポウユリが咲いていましたので、写真に撮りました。

<追記>二鉢目(鉢B)の開花が進みましたので、写真を追加します。

以上です。

 


カノコユリの開花  - 2019.7下 わが家のベランダ -

2019-08-02 12:20:37 | 自然観察_ユリ

 今年も、わが家のカノコユリが咲いた。  カノコユリは九州・川内市の甑島に生える珍しい百合だ。日本ではこの甑島に多く咲く が、四国の山間部と長崎県の離島にも少し咲いているらしい。台湾北部と中国・江西省 にも自生しているそうだ。(以上、Wikipediaから)  一昨年(2017年)、7月23日、24日と川内市・甑島(コシキジマ)へとカノコユリの観察に 出かけたことは、このブログにも投稿した。中甑島で作業中の百合保存会の方に相談 したところ、花芽をつけた株苗を分けてくれた。大切に包んで自宅まで持ち帰り、植木 鉢に移植したところ、無事に着床し、綺麗な花とつけてくれた。昨年もこの苗は順調に 育ち、綺麗な花をつけてくれた。  今年は鉢を一回り大きくして生長を待ったところ、やはり少し大きく育ち7月下旬に 一鉢が咲き始めた。もう一鉢の百合は高さ1.5m位まで伸び花芽を沢山つけているが、 まだ咲く気配がない。  咲き始めた百合をご覧下さい。少し時間がたっているが、自生地の百合の写真(2017) も参考に添付した。