乗鞍岳へは、山頂手前の畳平まで、平湯峠からの乗鞍スカイラインと乗鞍
高原からの乗鞍エコーラインという2つのドライブウェーが完備して、車で
畳平に行き、そこから簡単に登山することができるようになった。
それでは百名山登山にならないので、私達は乗鞍高原(三本滝入口)から
登山することとし、平成21年7月11日、12日と出かけた。名古屋~松本
まで中央高速、長野道通り、そこから高山への国道158号線を走り、前川渡
大橋で国道から分岐して乗鞍高原へ向かった。乗鞍高原の三本滝入口の小さな
パーキングに車を置き、登山を開始した。
登山を開始すると三本滝と思われる水量のある滝を見て、勾配の緩い登山道
を乗鞍エコーラインを何度か横断しながら進んだ。エコーラインでは山岳
サイクリングの強者達と何組も出会った。中腹位にさしかかると勾配もきつく
なり、雪解け水が豊富に流れる中、瑞々しい新緑の草木や高山植物を観賞しつつ
楽しい山旅を行うことができた。中腹から上は春の雰囲気だ。
2800m位から夏スキーのできる雪原が広がり、スキーヤーも散見された。
頂上付近は7月とは言っても結構冷えていて、防寒具を身につけて山頂に立つ
ことができた。
<残雪> 7月登山ということで残雪対策をせずに気楽に出かけましたが、山には
残雪が多く、下り道で残雪の中に入ってしまい戸惑った。アイゼンとピッケルが
必要だった。20度位の勾配の下りがだんだん斜度がキツくなり30度位になった
ので、更に回り道を探しながら進む内に35度位のところで滑り落ちてしまった。
下の道との落差は4m位で、下は岩場でしたが頭を打つこともなく、横になって
滑り落ち少し足を打つ程度で事なきを得ました。残雪の表面はアイスバーンのように
なっていて、ストックの爪程度ではブレ-キになりませんでした。
クワバラ、クワバラ、反省多々でした。
<個別写真> クリックすると拡大します。
以上です。