名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

草花を撮る。北から南へ 7(2) -磐梯山、吾妻山-

2016-12-30 21:19:30 | 百名山の花_東北地方

草花を撮る。北から南へ 7(2) -東北地方・中南部- 磐梯山&吾妻山

1.磐梯山へ

  飯豊山から下山後、米沢に宿泊し、翌日(平成21年8月5日)磐梯山を目指した。
 スキー場で有名な天元台脇を通り、八方台・登山口を目指した。途中の見晴台から
 雲の合間に山頂をみたが、この辺りが最上川の源流と書かれておりビックリした。
 「五月雨をあつめて早し最上川」の最上川は梅雨時の濁流を言っているそうだ。吾妻
 山から米沢、山形、新庄を通過して酒田の海に下っていた。(勉強になりました)
 登山は快調だったが雲が多く、なかなか広範囲の写真が撮れない。それでも何とか
 山頂や周囲の写真が撮れ納得した。草花はヒナウスユキソウ(エーデルワイス)や
 タカネナデシコがきれいに撮れた。
  下山後は今日の宿泊地(磐梯温泉ホテル)へ向かった。大きなホテルでゆっくり
 温泉に浸かり、くつろぐことができた。  <補正>花の名前を一部補正しました。2017.1下

2.吾妻山へ
  8月6日は早朝にホテルを出て、グランデコ・スキー場に向かい、ロープウェーに
 山上駅まで乗って時間を稼いだ。ロープウェー駅のすぐ脇に登山口の標識があり、入山
 した。しばらく歩くと変わったチョウが舞っている。よく見ると一面にピンクの草花が
 が咲き、そこに蝶が集まっていた。先を急ぐので、帰りによく見ることとして進んだ。
 急な坂道をほぼ登りきると西大嶺に出た。ここからの吾妻山はなかなか雄大だ。さらに
 進むと湿原をへて、山頂に到達した。山頂には西吾妻山(2035m)の標識が立っていた。
  さて帰り道の蝶だが、小うるさい相棒がよく知っていて、蝶はアサギマダラ、ピンク
 の花は、ヨツバヒヨドリ(草)orフジバカマだという。とにかく数十羽が乱舞している。
 素晴らしいの一語に尽きる。蝶は動いているのでなかなかうまく撮れないが、それでも
 止まっている蝶を撮ることができた。
  少し戻る時間が遅くなったためロープウェーは営業を終了してしまい、時間をかけて
 道路を歩いて駐車場に戻った。

3.米沢散策&休養
  吾妻山から米沢に戻って宿泊したが、翌日(8月7日)は雨となったため、市内見物と
 米沢牛を食べることとした。先ず、米沢城址の周辺を散策し、上杉神社や上杉博物館に
 立寄った。次に、「黄木」という地元では有名(らしい)米沢牛の料亭に出かけ、米沢
 牛を堪能した。次いで、腹ごなしを兼ねて松川(最上川の上流)の直江兼続の石堤と同・
 兼続が飢饉対策として導入したウコギの垣根を見学に出かけた。上杉家にあって兼続は
 なかなかの知恵者であったのだと感心させられた。

以下、草花などの個別写真を掲載します。

1.磐梯山

      

       

2.吾妻山

     

    

    

以上です。


草花を撮る。北から南へ7 -飯豊山-

2016-12-25 10:54:25 | 百名山の花_東北地方

 飯豊山(イイデサン)へ   北から南へ7 -東北地方・中南部ー

 飯豊山(イイデサン)は平成21年8月3日、4日に登った。これまでの東北の山旅には飛行機で
現地入りをしてきたが、この回の登山では名古屋から車で出かけた。中央道を突き抜け日本海
側を北上し、山形県・鶴岡市に至った。最初に飯豊山に登り、次いで磐梯山、吾妻山、大朝日岳
を順次踏破し、計9日間の山旅をした。途中、雨の日には観光ツアーに切り替えて休養と栄養
補給を行った。
 今回の「北から南へ7」は山深い飯豊山、大朝日岳である。懐が深く、山小屋も整備が行き
届かないと聞いており、計画を立てたものの大丈夫だろうかと心配しながら登った。
 しかし、登ってみると飯豊山への登山道は意外によく整備されており、登山道の心配は鳥越
苦労だった。天気は良く草花観察をしながら、楽しい山旅を味わうことができた。飯豊山は今回
山旅の最初の名峰であり、これを無事踏破することができたので、残る3座を心配しつつも、
とりあえず、ほっと一息つくことができた。 
 山旅を終えて、撮った写真を整理してみると、飯豊山ならではと思われる、イイデリンドウ、
ヒメサユリ(オトメユリ)、ハクサンコザクラ(エゾコザクラ?)、ミヤマママコナ、イワハゼ、
アオノツガザクラ、ミヤマトリカブト、イワオウギ、ヒメシャジン、ウスユキソウ、などと想定
される貴重な高山植物を確認することができ、私のアーカイブとして貴重な蓄積をすることが
できた。 

                                                  追記:飯豊山、朝日岳の花の名前をメンテしました。H29/1/21

<アクシデント>
1.飯豊山の登山口で車中前泊をしたが、アブの大群に取り囲まれ往生した。夜間に2回程
トイレのため車外に出たが、明けたドアからどっとアブが侵入してきて、朝起きると車の中に
アブが150~200位、窓辺に積み重なって死んでいた。

2.夕暮れに下山すると駐車場は人気もなく静まり返っていた。早く山奥から脱出しないと暗い
田舎道では迷子になると心配しつつ急いできたが、2人の待ち人がいた。バッテリーが上がって
しまったので、ブースターケーブルを貸してほしいという。相棒は断って急ごうという。なぜなら
トランクは10日分の登山用品で満タンの荷物があり、その下にケーブルはある。しかし、
断るわけにもいかず、荷物をすべて後部座席に移し、ブースターケーブルを貸してエンジンを
かけた。聞けば営林署の職員だという。近くにいた友人を呼びだしたが、その人もケーブルを
もっていないという。サンザン愚痴をこぼし、文句を言ったところ、米沢のホテルまで一人が
案内(先導)してくれることになった。荷物の積み替えで30分以上ロスったためあたりは暗く
なりかけたが、先導のお陰で1時間ほど走って何とかホテルに着いた。

以下、風景の個別写真を掲載します。

      

     

     

 

次に、草花の個別写真を掲載します。

        

        

      

      

      

  

以上です。


草花を撮る・北から南へ_6(2) -月山、蔵王山-

2016-12-18 13:19:13 | 百名山の花_東北地方

草花を撮る・北から南へ_6(2) -東北・中南部- 月山、蔵王山

月山 (1984m)
 7月20日に鶴岡市の宿を早朝に出発し、月山・登山口へ向かった。赤い大鳥居をくぐり、
羽黒神社脇を通って月山登山口を目指したが、途中、少し渋滞したので、登れるか心配したが、
若干の遅れで駐車場に着くことができた。
 山はガスっていて展望のある写真は撮れなかったが、修験者のような白装束の人にも会い、
残雪や花の写真も撮れたので、まずまずと思っている。月山は羽黒三山の主峰として登山道も広く
よく整備されており、登山というよりもハイキングの感じで登ることができた。

 

鶴岡市
 月山の下山後に鶴岡市を散策し、藩校・致道館跡や藤沢周平記念館などを訪ねた。
 致道館は論語の一節「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」に由来。じっくり考えて
正しく理解し、それを実践に生かす、「思慮深くて行動的な人物」の育成を目指
した。文化2年(1805)酒井家九代目藩主・忠徳公が創設した藩校である。

 

出羽三山
 出羽三山は、山形の中央にそびえる月山(1984m)・羽黒山(414m)・湯殿山(1504m)
の総称で、六世紀に開山されたといわれています。三山といっても独立した三つの山がある
わけでなく、月山を主峰に、峰続きの北の端に羽黒山があり、月山の西方に湯殿山があり
ます。中世には湯殿山を「総奥の院」(最も大切な場所)として、月山・羽黒山・葉山
あるいは鳥海山を称して出羽三山とされました。(鶴岡市羽黒町・観光協会)

蔵王山へ

  蔵王山(熊野岳)へ登ったこの日(7月21日)も曇り空で、展望のある写真を撮ることは
できなかった。この散策&登山コースでは、まず稜線からお釜を眺め、百名山に登録されて
いる熊野岳(1840m)を目指した。ガレた山道を難なく登り山上に達したが、ここでは見事に
コマクサが群生していた。熊野岳周辺は火山特有のガレた小石の世界で、植生が回復するのに
まだ時間がかかりそうな感じだ。従って、高山植物といえるような草花はほとんどなかった。
 この後帰路についた。
 途中、寒河江市の道の駅でサクランボを買い、そこからは一路、仙台空港目指して突走った。
順調に空港に到着し、車を返却して、無事、名古屋行きの飛行機に搭乗できた。

次いで、草花の個別写真(月山&蔵王山)を掲示します。

      

      

     

風景写真の一部個別写真を掲示します。

      

     

  蔵王山   

酒田市の風景写真

     

   

鶴岡市の風景写真

     

以上です。


草花を撮る・北から南へ6 -鳥海山-

2016-12-14 12:19:59 | 百名山の花_東北地方

 草花を撮る・北から南へ6 -東北・中南部- 鳥海山

 東北地方にある百名山は13座と思っていたが、14座あることに気が付き
ました。既に6座の報告をしたので、あと8座の報告をします。今回の「北から
南へ6」では、「鳥海山への登山と自然観察」から始めます。平成20年7月
18日から21日にかけて秋田空港に降りたち、鳥海山、月山、蔵王山(熊野岳)
に登って、仙台空港へと走り、車を乗り捨てて名古屋に戻った。
 秋田空港でレンタカーを借り、日本海沿いに南下して、まず鳥海山の登山口を
下見した。翌早朝に登山を開始して日帰り登山をしたが、山頂小屋で1泊する
とよかった。長丁場であり、下山時にヘッドランプを使う羽目になった。
 山は雄大で、ニッコウキスゲの咲き誇る丘陵や残雪の丘(賽の河原)、いろ
いろな花の咲き誇る花園は見事であった。残雪の鳥海山を見上げながらの山歩き
であったが、天気がいまいちで、青空の下で鳥海山の全景が見られなかったのは
残念であった。雲やガスがかかってはいたが、山も何とか見え花園には恵まれた
のでほぼ納得の山旅であった。

 

酒田市 /山形県

 18日は秋田空港から酒田市まで南下し、酒田港や江戸時代の豪商の蔵の跡などを
散策した。

以下、鳥海山の個別の写真を掲載します。

      

      

      

       

      

      

       

      

以上。


初冬の御嶽山を遠望

2016-12-10 10:48:28 | 冬の風景

 師走の声を聞くとともに空気が澄んできて、名古屋から御嶽山を遠望できる
ようになってきた。12月6日夕刻に平和公園に立ち寄り御嶽山の写真を撮った。
少し雲がかかっているが噴煙も確認できる。
 比較のため過去データを2点並べてみたので、こちらもご覧ください。
 撮影ついでに、東山の森や名古屋都心部の写真も撮りました。

以下、個別の写真を掲載します。

      

  

以上です。


草花を撮る・北から南へ_5(3) -東北地方・北部の山-

2016-12-06 20:02:22 | 百名山の花_東北地方

草花を撮る・北から南へ_5(3) -岩手山、早池峰山-

 八幡平、秋田駒ヶ岳へ登り、3日目に岩手山、4日目に早池峰山に登った。途中、
小岩井農場と一本桜を見ながら岩手山に向かい、岩手神社にお参りした後、登山口に
至った。
 天気も良く、登山道にはいろいろな花が咲いていた。登山道は広くて歩きやすかった。
八合目に立派な避難小屋があり、台地のように広い平原が広がっていた。ここから頂上
へはガレた小石や火山灰が敷き詰められ、歩くごとに足が滑って歩きにくく、疲れた。

 次の早池峰山へは、早朝に盛岡のホテルを出て登山口の駐車場へ急いだ。帰りの花巻
空港からの飛行機が気になる忙しい山旅となった。6時に登山開始で、登山口から谷筋を
登ったが、アズマギクを始めウスユキソウ等、早池峰山ならではの高山植物がみられた。
12:20に小田越登山口経由で河原坊に戻り、急いで空港に向かって、何とか14:25
の名古屋行き飛行機に滑込み搭乗できた。冷や汗ものでした。

 これで、東北北部の自然観察の山旅を終わります。東北地方の日本百名山は14座あり
あと座の報告を行います。

 

-岩手山、早池峰山-  個別写真

1.岩手山の風景

      

      

  

2.岩手山に見る草花

        

       

     

3.早池峰山の風景

       

     

4.早池峰山に見る草花

        

        

    

以上です。