名峰登山と草花

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ローマ近郊の歴史遺産を巡る_3 ーアッピア街道、他ー

2018-05-23 20:02:10 | 海外・歴史遺産の旅

 3日目の午後は、Mybusの半日観光「旧アッピア街道と水道橋、カラカラ浴場の見学」の
ツアーだ。
  Mybus事務所の前に共和国広場が有り、その向かいにディオクレティアヌス帝の浴場・跡と
S.M.デッリ・アンジェリ教会がある。浴場は古代ローマ時代のもので一度に3000人を収容
できたといわれる巨大なもので、その一部がルネッサンスの時代に教会として改修され、現在
に至っている。
 共和国広場の中心には4人の妖精が水を噴くナディアの泉がある。ローマには随所にこの
ような泉が見られる。トレビの泉、ナボーナ広場、スペイン広場など歴史遺産は泉を中心に
展開されているように見受けられる。
 さて、車に乗って(我々2人だけ)アッピア街道に向かった。古代ローマ市の城壁(ローマ
市へ)の出入口にはピラミッドがあった。エジプトのピラミッドを真似たものだろうが、左程
大きくは無い。城壁自体はなかなか頑丈そうで、10m位の高さがありそうだ。
 ここから、旧アッピア街道を車で走った。石畳の道でイタリアの半島を縦断していたようだ。
2、30分程で石畳の街道は終点となった。(街道は修復されていないということだろう。)
石畳には馬車の轍の跡が残っていた。

 

  次に水道橋・跡に案内された。水道橋は20Km程離れた山脈から引かれていた。この場所
では数mの高さがあり、水管の一辺は1mはある長方形だ。低いところはサイホンの原理で吸い
上げたというからよっぽど機密性があったと思われる。数十Km離れたローマ市まで水道橋を
通したのだからその規模の大きさが測られる。 
 ここからは再び、アッピア街道をとって返し、カラカラ浴場へ向かった。城壁の門をくぐり
古代ローマ市内に戻るとカラカラ浴場についた。今日の行程は少し距離があったので、個人で
回るのには無理があるかと思い、半日ツアーに参加したが、2人だけの専属ツアーとなり、
コスパは最高だった。実はガイドのS女氏は初日にローマ半日観光で案内していただいたガイド
さんと同じであり、お互いビックリした。

 さて、カラカラ浴場だが世界で一番巨大な浴場だそうだ。カラカラ帝により217年に完成
された。建物の中央には3つの巨大なホールその両側にはアスレチック施設や汗を流す部屋、
更衣室が左右対称に置かれた。その周囲には図書館、スタジアム、商店、講義室、等が並び、
社交場としての役割を果たしていたそうだ。床面の復元されたタイル張りの文様が素晴らしく
往事を忍ばせてくれる。

以上。

<参考>ローマ近郊の歴史遺産を巡る_4

  フォロ・ロマーノ https://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/32665fd116e2b93fbdcce54ebd3a5dfa



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