心機一転、この夏から本気で勉強しようと思うんだよね。そういうときに最初に知っておくべき心構えって、あるんじゃないのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『真のエリートを目指して』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
勉強らしい勉強が始まるにあたり、最初に、心構えとして言っておきたいのは、「知的正直さ」です。これが大事であることを、まず言っておきたいのです。
勉強する者の態度として、正直であることが大切です。この「正直である」とは、単に、世間で言う、「嘘を言わない」などという意味ではなく、「勉強において自分の理解をごまかさない」という態度のことです。
ともすれば、いい加減な理解や生半可な理解で、分かったような気持ちになり、その部分を通過してしまうことがあります。あるいは、よく分からないままで放置してしまうこともあります。(中略)
そういうやり方をし、自分自身で自分の勉強をごまかす気持ちを持っている人は、残念ながら、その後、学力が伸びることがないのです。(中略)
例えば、日本人として生まれ、他国の言語である英語を初めて勉強するのであれば、最初は、できなくて当然なのです。また、数学にも、初めて習うことは数多くあり、よく分からなくて当然です。理科や社会もそうです。国語であっても、なかには、よく分からない、難しい文章があります。当然です。(中略)
しかし、分からないことに耐え、「今、自分は、ここまでは理解できているけれども、ここから先は分かっていない」ということを正直に見極める努力が必要です。
この「知的正直さ」をきちんと持っている人の学力は伸びていきます。しかし、よく理解していないにもかかわらず、いい加減にごまかして勉強していくと、だんだん、あとになるほど分からなくなってくるのです。(中略)
ほかの人をごまかすことはできます。先生に対しても、ごまかせる可能性はあります。テストの問題を解くとき、当てずっぽうで答えが合うこともあります。しかし、当てずっぽうで正解した場合と、本当に分かっていて正解した場合との違いを、自分だけは知っているはずです。
そのように、「理解しているか、していないか」ということを、きっちりと分けて考える癖をつけてください。そういう人は、あとになってから成績が伸びてくるのです。
(18~23ページ)
勉強を始めるに際して、最初の心構えとして大事なのは、「知的正直さ」である。
新しく学ぶ学問が分からないことだらけなのは当然であるが、その分からないことに耐え、自分がどこまで本当に理解できているかを正直に見極める努力が必要である。
この「知的正直さ」をきちんと持っている人の学力は伸びていく──。
幸福の科学学園中学校・高等学校、幸福の科学学園関西中学校・高等学校と2つの学校の創立者でもある大川隆法先生が、その第1期生の入学式で新入生に説かれた御法話の一節を、今日はご紹介してみました。
学生・生徒ではない方々にとっても、今日のお教えは、学び続ける気概をもっている限り、魂の糧になる本当に大事な教えではないかと、改めて私は思っているのです。
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『真のエリートを目指して』
大川隆法著 |
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