不況だよね。お金持ちの人はおいといて、こんなときに庶民が繁栄するための方法って、ないのかな? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『石田梅岩の庶民繁栄術──弱者救済への幸福論』のまえがきとあとがきで、こう説いておられます。
まえがき
江戸時代に一風変わった教えがはやった。宗教というほどではないが、思想を含んでおり、仏教、儒教、神道、道教などをベースにしつつ、勤倹貯蓄し、商売繁栄する道を説いた人、その人を石田梅岩といい、その教えを石門心学、あるいは単に「心学」と称する。
私は若い頃、ニューヨークに学んだことがあり、書店巡りをすると、必ず自己啓発のコーナーがあって、庶民のための繁栄哲学が山積みされていた。「通俗哲学」と一般には軽く見られがちであるが、平凡人にとって大切なのは、カント以来の大哲学よりも、「心の持ち方」や「生きていく技術」といった実用レベルまで降りてきてくれる哲学だ。私もこの種の恩書に接してきたので、幸福の科学の教えも、実用性や有用性を片時も忘れずに説いている。本書を読んで、日本民族の独自性、偉大性に気づき、西洋化のみが現代の繁栄をつくったのではないことを知って下されば幸いである。
あとがき
「弱者救済への幸福論」と副題を付けて、今はやりの「福祉国家」や「税と社会保障の一体化」の根拠になるような日本思想を求めてみたのだが、結果は、二宮尊徳の教えとそうかわらず、石田梅岩も棚からボタ餅型の経済繁栄術は説かなかった。凡人が成功するのは、やはり、かなり厳しい道なのだ。常に心の修養を怠らず、せっせと節倹、貯蓄に励み、一歩一歩大業に近づいていく。これがやはり王道なのだ。
情緒的に弱者に優しいだけではだめで、やはり心の力を鍛え抜き、自分の将来に備える力を身につけた人が、他の人を導ける存在となるのだ。この経済的繁栄の原点は、私の若い頃から心がけていたものと同じである。
この国が峠を下るか、まだ登るかも、この一点にかかっている。
(1~2、126~127ページ)
日本には、江戸時代には「心学」があったのであり、西洋化のみが現代の繁栄をつくったのではない。
常に心の修養を怠らず、節倹、貯蓄に励み、一歩一歩大業に近づいていくのが王道である。
情緒的に弱者に優しいだけではだめであり、心の力を鍛え抜き、自分の将来に備える力を身につけた人が、他の人を導ける存在となるのだ──。
大川隆法先生が紹介される偉人たちの教えは、やはり、とても堅実で、とても納得できるものだと思います。
これらの霊言集で初めてお名前を知ることができた方の思想も、地道にひとつひとつ自分のものにしていきたいものだと、改めて私は思っているんどえす。
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『石田梅岩の庶民繁栄術』
大川隆法著
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