三角関係になっちゃったんだよね。もう板挟みで、決めようがなくって、ものすごく苦しいんだよね。どうしたらいいのかなあ? なーんて悩み抱えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『生命(いのち)の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
人生を苦しめているものの大部分は感情的な葛藤であることが多いのです。
そして、人間関係が三角関係や四角関係になり、価値観の板挟みになることは、恋愛だけではなく、仕事においてもあります。そのときには、気持ちを整理しないかぎり、仕事は前へ進まないことがあります。
その意味で、仕事においても、論理を立てようとすることが大切です。(中略)
「自分の人生にとって何が大事なのか」ということを考えたならば、次に、それを基準として優先順位を決めることです。
そして、どうしても選ばなければいけない状況になった場合には、優先順位の高いほうを選べばよいのです。どの選択肢も価値を含んでいることが多いのですが、自分として優先順位の高いほうを選んでいけば結論は出てきます。
たとえば、前述したドラマに登場する、主人公の男性は、「かっこよくて、頭もよく、仕事もできて、お金も地位もある」という人物であり、結婚相手としてすべてが揃っているので、ほかに選びようがありません。このような男性が相手であるなら、結論を出すことは、わりに簡単なはずです。
普通は、そうではなく、かっこいい男性はお金がなかったり、お金がある男性は性格がいやらしかったりするものです。女性は、結婚相手を選ぶときに、「外見」「お金」「優しさ」などの条件を挙げるでしょうが、普通は、どれかを選択しなければいけないのです。そして、その選び方は一律ではないので、自分なりの優先順位を付けなければいけないわけです。
一方、男性は、結婚相手を選ぶときには、やはり、「美人がいい」と思うものですが、同時に、「賢い女性がいい」と考える人もいます。しかし、美人で知的な女性となると、選択肢はぐっと減ります。美人というだけで、五人に一人、あるいは十人に一人ぐらいになるでしょうが、そこに、「頭がよい」という条件が加わると、そのまた十人に一人もいないのです。対象は、あっというまに、百人に一人ぐらいにまで減っていきます。
さらに、「家柄のよい女性がいい」「お金のある女性がいい」「人柄のよい女性がいい」などと言うと、対象者はずっと減って、相手を選べなくなります。
したがって、結婚相手を選ぶときには、自分の人生のポリシーと親和性のある考え方を立て、それを基準として優先順位を付けることが必要です。
そして、優しい女性がよいのか、学歴のある女性がよいのか、お金を持っている女性がよいのか、「最後に一つだけ選ぶとしたら何にするのか」ということを決めて、選ぶべきものは選び、捨てるべきものは捨てなければいけません。
(28~31ページ)
人生を苦しめているものの大部分は感情的な葛藤であることが多いから、論理を立てようとすることが大切である。
自分の人生にとって何が大事なのかということを考え、次に、それを基準として優先順位を決めることである。
そして、どうしても選ばなければいけない状況になった場合には、優先順位の高いほうを選び、選ぶべきものは選び、捨てるべきものは捨てなければならない――。
説法されたころに流行っていた「冬のソナタ」という韓国のテレビドラマを題材にとって、恋愛の悩みを中心に、その対処の仕方について説かれたお教えの部分です。
単に感情に流されて、その葛藤で悩み続けるのは、あまり賢い人生の生き方ではないと思います。
「論理を立てる」というと、なんだか難しく感じる人もいるかもしれませんが、「自分の人生にとって何が大事なのか」ということを考え抜いて、人生の優先順位を決めること、と理解すればよいのだろうと思います。
人生ですべてを獲得することはできないのだから、選ぶべきものは選び、捨てるべきものは捨てるというのも、人生の師である大川隆法先生が教えられる、大事な一つの悟りでもあるのだろうと私は思っているのです。
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『生命の法』
大川隆法著
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