なんだかんだ言ったって、不況だよね。銀行の利子なんて、つかないも同然だけど、株価も下がってるし、証券投資もねえ。今の時代、たんす預金にしとくしかないのかなあ? なーんて悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『常勝の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
今後、失業者が増えてくると、それとの兼ね合いで、転職の速度がもう少し速くなっていくでしょう。(中略)
転職のスピードが非常に速くなってくると、人の値段というものが明確化してきます。人の値段がどの程度のものかということは、これまでは業種によって違っていましたが、それが業種を超えてはっきりしてきます。「どういう技能を持っていると、どういう値段が付くのか」ということがはっきりしてくるのです。(中略)
今後、そうした厳しい時代にはなりますが、ある意味では、個人個人の能力の測定、そして、その能力に基づく人の値段、仕事に対する値段の測定というものが、非常に明確になる時代がやってくるのです。
その意味で、自己投資、自分に対する投資というものが本格化する時代、自分の能力を磨くということに対して、非常に高い価値を得られる時代が、これからやってくるであろうと思います。
現在は不況で、「銀行にお金を預けても、利子が非常に少ないので、全然もうからない。証券会社も危ないので、証券にも投資できない」ということも多いでしょうし、「銀行がつぶれるといけないので、〝たんす預金〟をしようか」と考える人もかなりいることでしょう。
こういう不況の時代において、最も効果的な投資は何かというと、やはり人的投資なのです。自己投資がいちばん効果を生むのです。
やがて景気はよくなっていくでしょうから、そのときに利子を生むようなものに投資をしておかなければいけません。
いま、銀行に預金しても、利息はスズメの涙ほどしかなく、零コンマ何パーセントというような低いものにしかなりません。しかし、自己投資の場合はどうでしょうか。
たとえば、自己啓発のために百万円を投資したとします。それが将来的に、新しい職業への道を開いたり、昇進速度を速めたり、もっと給料のよい会社への転職を可能にしたりする自己資本になった場合には、この百万円の価値は何倍にもなっていきます。
そのように、自己投資は、銀行の預金利息よりもはるかに大きな値打ちを生むわけです。
したがって、不況のときに消費を起こすのであれば、教育、学習関連など、自分の啓発用に使うのがよいと思います。(中略)
自己啓発以外には、自分に家族があり、子供がいる場合であれば、子供の教育等に費用をかけるのも、投資効果としては非常に高いものがあります。
いずれにしても、不況と思われる時期は、そう短くはなく、もうしばらく続いていくと思います。その間、働く気が起きなくなったり、あるいは、何とも言えない、うらぶれた感じが街にあふれたりするかもしれませんが、その期間を強く耐え抜いて生きた人のみが、次の時代のスターになっていくのです。
(226~230ページ)
こういう不況の時代で、最も効果的な投資は何かというと、やはり人的投資。
自己啓発のための投資や、子供の教育への投資が、いちばん効果を生む──。
この『常勝の法』は、2002年に刊行された書籍です。
それからなんと18年の月日がたっていますが、このお教えは、古くなるどころか、ますます輝きを増している気がします。
仏法真理が真理であることの凄さというのは、時間がたてばたつほど際立つものであることを、改めて思い知った気が私はしているのです。
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『常勝の法』
大川隆法著 |
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