日本って、すごい財政赤字なんでしょ。国家の財政赤字って、数字言われてもぜんぜん実感わかないんだけど、なんとかなっていくものなのかな。どう考えたらいいの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、2002年1月に発刊された『常勝の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
国家においても、やはり、赤字ばかりで運営できるはずがありません。個人でも、借金ばかりではやっていけないでしょう。ある程度までは、やれなくもありませんが、サラ金などからたくさん借金をしていると、最後は破産して、一家心中か夜逃げをすることにもなりかねません。企業でも、一定以上の借金をしたら、つぶれます。国家についても、それと同じなのです。
国家が借金をしている場合、それに見合うだけの有用な仕事ができているかどうかが問題です。「目先の一年か二年だけ景気がよければいい」という考えでやっているなら、やはり根本思想が誤っていると言わざるをえません。
アメリカも、クリントン政権の時代に、「十年近くもずっと景気がよい。双子の赤字の一つである財政赤字がなくなった」などと言っていましたが、実際はそうとばかりは言えないでしょう。
国家全体として見たら、アメリカは借金づけです。高金利にして、海外、特に日本からお金をどんどん呼び入れて、その借金で消費経済を起こし、景気を上げていましたが、国家としては債務国です。国家の収支としては赤字であり、アメリカの国民は、働かずして浪費しているのは間違いありません。したがって、いずれ厳しい状況が来ることになるでしょう。
いまのアメリカは、美食をして肥満が続いているような状態にあります。肥満して、体力が増えたように思っているけれども、実は内臓が弱っているということです。いつまでも、収入以上の生活を続けることはできません。本来、そういうことはありえないことだからです。アメリカには、やがて深刻な危機が忍び寄ってくることが予見されます。
やはり、実力の範囲内で生きていくことが大事なのです。
(288~290ページ)
国家においても、やはり赤字ばかりで運営できるはずがない。国家が借金している場合、それに見合うだけの有用な仕事ができているかどうかが問題である──。
今回引用したお教えは、まだアメリカの経済が絶好調に見えた時期、2000年5月に発表された御法話「あるべき姿」が活字に起こされて発刊されたものです。発刊時の2002年初頭の段階で、最近のサブプライムローンの問題をきっかけとしたアメリカ経済の崩壊状況が見えていた人が、どれだけいたんでしょうか。
それでは、この日本も陥っている国家の財政赤字について、どうしていったらいいのか、という問題については、一度触れたことがありました。
大川隆法総裁は、続々と、世界経済と政治の今を見据えた教えを出し続けておられ、明日もまた新刊書籍が書店に並びます。これからまた少しずつ、ご紹介を続けていきたいと思います!
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『常勝の法』
大川隆法著
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