アメリカは新大統領が就任しても、株価は下がってるし、アメリカ発の金融危機って、どうなの。このまま、世界恐慌がやってくるって本も出たりしてるけど、もしかしてそんなことあるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、最新刊の『朝の来ない夜はない』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
現実には、二〇〇八年の十一月の時点で、金融危機は山場を越えました。したがって、「金融危機が深刻化して、世界経済がもっともっと悪くなる」ということはありません。
山を越えた背景には、幸福の科学の力も働いていると思います。「日本は、外交で頑張り、金融の面で世界のイニシアチブを取るべきである。日本がリーダーになって、世界のこの経済危機を救うべきである」ということを、幸福の科学は繰り返し提言していたからです。
麻生首相は、外交に関しては、世界各地に飛び、金融問題でリーダーシップを取ろうとして頑張ったと思います。
これに関して、新聞やテレビ等の評価は、まだずいぶん低く、「この潰れかけの内閣は何を頑張っているのだ」と見ていたようです。
また、麻生首相は衆議院の解散を延ばしたため、党首討論などで野党側は、「なぜ、これほど延ばすのだ」と言っていました。
ただ、私は、当初から、「麻生首相は解散を急ぐべきではない」と考えていました。経済危機を乗り切るには、絶対に政局を不安定にしてはならないからです。政局に、ある程度の安定感がなければ、今回の経済危機は乗り切れないのです。(中略)
アメリカは、円にすると七十兆や八十兆もの資金を投入して、国内の救済に充てなくてはいけませんでしたし、ヨーロッパ諸国も資金に余裕がない状態でした。そこで、日本は、十一月の中旬に、発展途上国などの倒産を防ぐ手だてとするために、「IMF(国際通貨基金)に最大で一千億ドル(約十兆円)の資金を提供する」と申し出ました。
今回の金融危機を乗り越えるにあたって、これは、おそらく最も大きな役割を果たしたと思います。これで世界各国の連鎖倒産が事実上なくなりました。
したがって、日本の政府は頑張ったのです。ただ、あまりにも奮起して、いつになくリーダーシップを発揮していたために、日本のマスコミなどは、そのことが分かりませんでした。
日本が、そのような行動をすることは、かつてなかったことなのです。
従来は、アメリカの後追いをし、アメリカに言われてから、「はい」と返事をして動いていたのに、今回は、アメリカを無視し、自らがリーダーシップを取って問題を解決しようとしたため、マスコミなどには、その意味がよく分からなかったようです。
そのため、首相の行動が空回りのように見えたのかもしれませんが、現実には、日本の働きによって世界は短期間で金融危機を乗り切ったのです。
もし打つ手が悪かったならば、本当に恐慌に陥る可能性はあったのですが、きちんとした手を打ったので、恐慌にならずに済みました。
その段階で、金融危機は、すでに終わったのです。
(171~174ページ)
日本の大新聞やテレビしか見ない人にとっては、驚くべきことが説かれています。
麻生首相が、金融問題で世界のリーダーシップを取ろうとがんばって、世界各国の連鎖倒産を防いだことで、世界は短期間で金融危機を乗り切った。金融危機はすでに終わった。世界恐慌はもはやない──。
今の麻生政権は、支持率がものすごく低く、逆に不支持率はものすごく高い状況です。その推し進めている政策がすべてよいのかというと、問題もあると思います。でも、日本のマスコミのように悪口ばかり言うのではなく、外交であげた成果は成果として、もっときちんと評価してあげることも必要なのではないでしょうか。
そして、未来を暗くいうだけの暗黒思想をばらまくのではなくって、もっと、未来は明るいという希望を、前向きに発信していきたいものだってこと、なんですよね!
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『朝の来ない夜はない』
大川隆法著
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