宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成25年9月14日にイプシロンロケット試験機により打ち上げられた惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)の観測によって、木星の強力な磁場に取り囲まれた領域(木星内部磁気圏)において、高温の電子が木星側に向かって流れているという証拠を世界で初めて捉えたと発表した。
これは従来の学説を裏付ける重要な証拠となるもの。
木星周辺の宇宙空間は強い木星の磁場で満たされ、太陽系内最大の粒子加速器となっている。それらの粒子がどのようにして高いエネルギーを獲得しているのか、論争が続いていた。