現在、日本が参画している国際宇宙ステーション(ISS)は、2024年までの運用が決まっている。その後、日本の宇宙探査計画はどこに向かうのであろうか。
現在のところ予定されているのは、米国の2030年の月到達プロジェクトに参画して、日本人飛行士を月に送り込むことのようだ。
つまり、JAXAは、有人用大型ロケットや有人宇宙船の自前での開発を断念したことになる。
米国は、ISSの終了後の次世代大型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」と有人宇宙船「オライオン」による月面探査計画(月面拠点の建設)を現在推進中だ。
そして米国は、次は月を基地として、火星の有人探査を目指している。
一方、中国は、独自での有人月探査、有人火星探査を目指すことは明らかだ。
さらに、米国、中国の宇宙探査計画を睨み、今後ヨーロッパも独自の宇宙探査計画を進めるであろう。
これからの各国の宇宙探査計画の行方に目が離せない。