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●宇宙探査●タカラトミー、JAXA等と共同開発した超小型の変形型月面ロボットの愛称を「SORA-Q(ソラキュー)」と決定

2022-03-15 23:23:08 | 月面探査

 タカラトミーは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)等と共同開発した超小型の変形型月面ロボット「Lunar Excursion Vehicle 2」(LEV-2)の愛称を「SORA-Q(ソラキュー)」と決定した。

 SORA-Qは、JAXA の小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」に搭載され、月面でのデータ取得を行う計画。

 SORA-Qは、おもちゃのアイデアが盛り込むことで、世界でも珍しい球体から変形する探査ロボット。質量:本体約250g、サイズ:直径約80mm(変形前)、通信:LEV-1 と LEV-2(SORA-Q)間の通信機能(Bluetooth)、カメラ:前後2つのカメラで SLIM 探査機及び周辺環境を撮像可能

 これにより、アイスペース(ispace)の月着陸機「HAKUTO-R」による月面輸送と合わせて、タカラトミーは計2回の月面探査を行うことになる。

 「SORA-Q」が変形して走行する様子は、2022年3月15日から、タカラトミーの公式ウェブサイトwww.takaratomy.co.jp/products/sora-q にて公開中。

 「SORA-Q」は、直径約 80mm、質量約250g の超小型の変形型月面ロボット。月面に着陸後、瞬時に球体が左右に拡張変形し、月面を走行する。そして搭載された前後2つのカメラで撮影した画像を別の探査機を経由して地球に送信する計画。

 開発にはタカラトミーの玩具作りにおいて培われた小型化、軽量化の知見と、変形機構に関わる技術が活用された。JAXA の「宇宙探査イノベーションハブ」共同研究提案公募の枠組みの下、2016年から JAXA およびタカラトミーが筐体の共同研究を開始し、その後、2019年にソニーグループが、2021年に同志社大学が加わり、現在、4者で共同開発を進めている。


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