あんかつ先生月に吠える

月のあばたに対して色々感じたこと書いてみます。

愛知・名古屋は国政批判だ!!

2011-02-11 12:07:05 | 政治
愛知県知事、名古屋市の首長選挙と名古屋市議会のリコールのトリプル選挙は首長新党の圧倒的勝利になった。

民主党や自民党の国政の既成政党の政治、地方政治の存在に住民が異議を唱えた形となった。

愛知県は先の衆議院議員選挙で15の小選挙区で総て民主党が勝った地域だ。この中で敢えて民主党候補を立てて、

河村氏の半分の票も獲得できない惨敗となった。

新聞報道では民主党支持層の80%、自民党支持層の63%が河村氏に投票したとの出口調査の結果だ。

こんな選挙情勢は、一連のゴタゴタの時期から、十分予測はできたはず。基本的には地域住民の国政に対する

批判を地域政治にぶつけた選挙と言っても間違いでは無い。何故なら、愛知都構想の話はあるが、基本的には

住民税の10%恒久減税と議会議員定数の半減、議員報酬の半減を掲げて住民に訴えたのが流れを作ったと思われるからだ。

この動きは各地方にも波及して大阪府でも橋下徹知事も同様の主張をし、大阪維新の会を昨年4月に立ち上げているし、

埼玉県では埼玉改援隊を県内5市町長で立ち上げているし、岩手県でも、松山市でもこの流れができている。

民主党は名古屋の特殊事情で国政には影響は無いと言っているが、とんでも無い国政が党略で動き無しで、外交・経済で

国民が納得できる動きの兆候さえ示せないでいる国民の苛立ちを表現している、いわば怒りの表現だと言って過言でない。

国会は自民党も恰も参議院では過半数をとったかのような、態度での国会対策、今までの国政の行き詰まりを作ったのは自民党だ

との反省の色も微塵もない。ただ、舌鋒鋭く、谷垣総裁、石原幹事長は民主党を批判するだけ

政権から離れたら途端にガキの政党になった財政も、景気も、社会保障も総てに展望に危うさを感じざるを得ない

現状を打開する建設的腹の大きさなど窺えない。

名古屋市長河村氏の、税金を払っている方が酷しい思いをしているのに、税金を使っているほうが、

一般市民の数倍の報酬を受けている議員の存在もおかしいの言葉は国会議員にも通ずる。

読売新聞は社説で愛知の選挙は劇場型政治だと批判し、菅政権は国民は政権交代に幻滅していることの結果だと

意識すべきと評している。が、民主党政権のみならず自民党などの既存政党への批判と見るべきで、基本的には国会では、

全国会議員は今の国政の難局に際し、国民本位に立って早く政策論議を進めろ・・の意思表示と言うべき