あんかつ先生月に吠える

月のあばたに対して色々感じたこと書いてみます。

農業も工場で!!味も価格も

2009-09-28 15:25:02 | 農作物
この夏は、地球温暖化という割には、夏本番には日照時間が短く、雨が多く、気温も

低かった成果せいか、野菜のできばえは極端に悪く、首都圏では夏野菜の価格が例年の

倍近く跳ね上がっていた。

最近は何かとこういう気候の異常で農業の出来が左右されている。

これは野菜の種が多収穫を期待して狭い気温の範囲、地域にのみ適した品種を栽培

することや、耕運機などで気象の変化など関係なく、いつも同じ深さで耕し、種を

蒔くのも、気温が低いのに浅く蒔き、結果長雨で産物が腐ったり、溶けたりして

減収になっている。

昨年はその不作は里芋だけだったが、今年のトマト、ジャガイモ、玉ねぎなどは正に

その結果の不作

勢い、やはりハウスでの栽培で、高コスト農業に流れていく

こんな状況なのに、食料自給率を上げる無理だと考えていたら、

おっと、少し待ったのニュースがそれは農業を工場で生産するとのこと。

政府は2009年の補正予算で植物工場の普及に150億円を計上何故

植物工場といえば、確かに気候、気温に左右されることは少ないが、

過去には殆ど失敗に終わっている。

先ずは1985年の筑波万博で大きく展示され、脚光を浴びたが、それで終わり。

更に7~8年前ユニクロが事業家発表、進出を企画したがこれも失敗している。

が、ここにきて、この事業のネックになっていた課題の高コスト性に大分解決の

目処がついてきたという

一つは設備投資は高層化多段畑で解決、電気代などランニングコストは蛍光灯の

使用、空調・水処理の技術も活用で圧縮、露地物との価格と違わない生産が可能


味覚・栄養分は肥料の濃度や配分でかなりの改善が可能という。

既にデパート、スーパー、定食屋などでも商品化、食材として活用、好評という

そして企業は三菱樹脂、スブレッド、コスモ石油、昭和電工、三菱電機、ダイキン工業、

カネコ種苗、トキタ種苗、大戸や、武蔵野フーズ、ライフとその専門分野毎に参入している

農業はお天気次第、これが少しでも改善されれば日本の食糧自給率を上げるのみならず、

世界の食糧不足を補うことも可能雄大な夢に日本企業頑張れ

敬老の日に思う

2009-09-22 21:19:16 | いろいろ
今日は敬老の日

日本の100歳以上の人が既に40000人を超え、男性は約5000人、女性は35000人、

90歳以上は130万人、平均寿命は男性73歳、女性86歳の超高齢化の国

なんと素晴らしい長寿の社会だ。が、喜んでばかりはいられない、なぜかこの

長寿社会の言葉に、不安と位イメージが伴うような響きがあるこの頃

曰く、介護問題、高齢者医療問題はまったなし、その制度の維持・充実には相当の

財源が必要だし、従来の制度がシステム財政も破綻瀬戸際にある。

で、消費税の値上げ必死の情勢にありながら、新政権は四年間は消費税凍結と言う。

景気の現状からはやむを得ないこの財政の中で、今度は子ども手当て、

高校までの授業料無料化、母子手当ての復活に

つまり老いにも、子どもにも支援のオンパレードだが、日本のGDPがこ10年略

500兆円で殆ど増えない中での配分で、何となく、あっちも、こっちもの財政配分

しかも、高齢者への財源配分はこの年令構造では際限がないばかりか、生産性には

寄与は小さいと言わざるを得ない。

閉塞感のある中で、あれもこれもと中途半端にしてきた自民党・公明党の麻生政権に

財源はどうするなんて言われたくはないが、やっぱり経済成長無くして、財源は増えない

内需の増を増やしてといっても限界がある

この際、思いきって世界の需要の将来に寄与する産業育成と研究に大きな投資が必須

その意味で、子どもに財源の配分を増やす政策は間違いではない

早くいえば現在の高齢者への財源配分は、将来型、開発型そして未来を創る

若者層育成型への軸足を移さざるを得ないのでは

高齢者が辛い思いをする社会に未来は無いとは言うが、敬老に日に、高齢者へ属する

あんかつ先生、それでも敢えて辛い選択だが、若者層への配分をと政策選択の提言をしたい