あんかつ先生月に吠える

月のあばたに対して色々感じたこと書いてみます。

予算審議を真っ当せよ!!

2009-02-07 10:58:23 | 政治
国会は2009年度の80数兆円の予算案の審議、

NHKでは連日衆議院予算委員会の模様を放映している。

予算委員会は暦の休日は開催がないのでなかなか見る機会はないが、

この二日間、テレビの前に座った。

驚いたことに経済危機で企業は操業を圧縮、雇用を絞り、

新卒採用予定者の取り消しや正社員の解雇まで実施する、

ワーク・シェアリング云々、地方自治体は定額給付金を寄付して欲しいとか、

緊急雇用対策のを進めるとか、株式市場は8000円を切り、金融機関は

財務内容悪化融資を厳しくを圧縮、企業も個人でも財布の紐を固く抑え、

国民生活は緊縮一色になっている。

企業の来3月期の決算は未曾有のマイナス見通し。

法人税や消費税の減少で約10兆円は歳入不足となる

この緊急時の予算案の審議にしては悠長・些末の議論に過ぎる

民主党ほかの質問も予算の本質をついた質問はほとんど無い、時には

真っ当な質問があっても今度は政府がまともな回答をしない、

何時の間にか詐欺だ、嘘つきだなどの言葉の応酬

極めて品格の無い

先日アメリカのオバマ新大統領の格調高い演説を聞いた後のこの

中継放送は日本の国会の貧弱を思い知らされた感じ

真摯に今の経済を建て直すには需要・供給のアンバランスはどれくらい、

それをどう創造する、投資は、国民の消費は、医療は、年金は、

だから予算の配分こうなる、国民の生活はこうなるなどの

整合性ある全体像は全く見えてこない

2009年度の予算は昨年10・11月に纏められたもの、

経済の深刻さは二段底がある

既に10兆円~20兆円の追加補正が必要とか政府紙幣を発行すべきとかの

話も出ているがまともな2009年度の予算審議が行われての話だ。

こんな政局狙いとハグラカシの論議は国民には不要

こんな国会論議では経済危機対策はツー・レイト、的外れの策に

仕方がない、こんな国会で、9月の衆議院任期満了まで行く

与党・野党、総選挙を迎え、国民の厳しい評価・判断が出てくるのを待つ勇気がある