Ｋちゃん

隣に、まだ若いダンサーの女の子がいる。
モダンダンスを専門学校の頃から専攻していて。
今は年に何度か公演をしているらしい。

お母さんがもなみと同い年の時に　すい臓がんで亡くなったと言う事だった。
ちょうどＫちゃんが今の娘と同い年の時で、弟さんも息子と同い年の時。

もし、今もなみが死んだら、
息子と娘は、何年か後に今のＫちゃん一家のようになるんだ。
Ｋちゃんは明るくてとても良い子。
Ｋちゃんに、「死んじゃだめだよ。」って言われてしまった。
こんな若い子に励まされちゃうなんて、なんて情けないんだろう。

Ｋちゃんがいると楽しい。

食事がけっこう食べられる様になった。
昨日からおかゆにしてもらった。
梅干しと友達が持ってきてくれた韓国海苔がおいしい。

そう、その友達がまた来てくれた。
嬉しいんだけど、やっぱりお化粧が匂う。

ボランティアさんに足のマッサージをしてもらっている人がいた。
友達がちょっとやってくれたけど・・・
やっぱりダメだった。
体を触られるのが　すっごく億劫で、指一本も触れられたくない。
せっかくの好意を　ゴメンね。

主人が入れ替わり洗濯物を持って来てくれた、
申し訳ありません。
感謝　感謝。　　　　

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