８ クラス３とステージⅢについて

いまさらといういう方もいるかと思いますが、何度か間違えられますので、 もう一度整理しておきますね。


　　　　　　　　
　「クラス３で円錐切除手術された方と、もなみのようにステージⅢで放射線・抗がん剤もしくは、手術した方とは、違います。」　



　　　　　　　　
子宮頸がんの検査では、まず「細胞診」というのをします。 　　　　　　　　

綿棒見たいのでこちょこちょして粘膜の細胞を採って調べるんです。 　　　　　　　　

その結果が　クラス　１・２・３・４・５　と出てきます。 　　　　　　　　

最近はその中で細分化されているようですが、大きくはこの5段階です。



　　　　　　　　
１・２は、心配のないもの。 　　　　　　　　

３は、疑わしいもの。 　　　　　　　　

４・５は、がんと思われるもの。



　　　　　　　　
ちなみにもなみは、この時点で５。５は、がんが浸潤していると思われる人。　

　　　　　　　　
です。もなみは、医療関係者ではないので、このあたりざっくり行きます。 　　　　　　　　

で、４とか５の人は、専門科のある病院で、次の検査を受けることになります。 　　　　　　　　

早期の人、進行している人がこの４・５の中にいます。



　　　　　　　　
この「次の検査」というのは、「組織診」といういうものです。 　　　　　　　　

パチンと組織を切り取って調べる、例のあのちょっと「イタッ。」となる、 　　　　　　　　

後でちょっと出血したりする　あれです。



　　　　　　　　
これで、だいたいがんかそうでないかが決定し、 　　　　　　　　

問診・触診・視診・血液検査・レントゲン検査・CT検査・MRI検査などを総合して、 　　　　　　　　

最終的な診断がされます。



その結果が　ステージ　Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期　と出てきます。

治療の方向性が決まったり、 ５年生存率なんかで、開きが出てくるのはこの段階です。

最近は、０期　とかいう目盛も出てきました。



Ⅰ期　上皮内だけのもの。

Ⅱ期　浸潤はあるが骨盤には達していないのもの。

Ⅲa期　浸潤し、膣壁の１/３に広がっているが、骨盤には達していないもの。

Ⅲb期　骨盤に達しているもの。がんにより腎臓・膀胱などが影響を受けているもの。

Ⅳ期　他への転移がみられるもの。



ざっくりいきました。

医療関係者が見たら目を覆いたくなるような大雑把な分類ですが、

いいんです。

素人のもなみたちは、この程度で十分です。



で、元の話に戻りますが、

がん検診で、クラス３と言われた人は、その後追跡検査を半年ないし３カ月ごとに受けるようです。

前にも書きましたが、３は疑わしいものなので、数ヵ月後には何でもなくなるのが多いようです。

まれに、何度か重ねても疑わしいままの人がいて、そういう人は次の組織診やコルポ診なんかになります。

（コルポ診については省略します。）

それで、組織に浸潤はしていないものの、粘膜にとどまっている人、これを０期として、円錐切除手術をする場合があります。

円錐切除手術は、検査として行う場合もあるし、早期の人には治療となることもあります。

この治療をした場合、また妊娠することも可能なので、希望が残されていますね。



ただ、０期だから、Ⅰ期だからと心配がないわけではなくて、

やっぱり、「がん」の文字が自分の体に関わってくると　不安になってしまうものです。



とはいうものの、ここからが本題です。

クラス３の方で、 「もなみさんと同じ３bです。なのに、円錐切除手術しかしていません。 　

大丈夫でしょうか？　

　セカンドオピニオンで他の病院に行ったほうがよいでしょうか？」

という質問を何人かからされました。



大丈夫です。



クラス３とステージⅢとは、違います。

心配しないで、今の病院・ドクターを信じてお任せしてください。



生存率なんて、信じられるものではないかもしれませんが、

やっぱりあなたはより心配のない状態にいるので、安心してください。



そして、ちょっぴり不安なときは、、、その時は、もなみと一緒にがんばりましょう。

心から　あなたを応援しています。



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