赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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若冲展 行ってきました。

2016-04-28 09:31:30 | 遊び
  

東京都美術館の 伊藤若冲生誕300年記念「若冲展」行ってきました。

若冲は、江戸時代京都の画家です。動植物を色鮮やかに描く手法で動植物、特に鳥の絵が素晴らしい。
一枚の羽を何本もの線で描いたり、花びらの一枚一枚、南天の実一個一個、紅葉の葉一枚一枚、濃淡があって、
それが一枚の絵の中でまとまって奥行きのある絵に仕上がっている。

特に二階の展示場いっぱいに広がっていた、相国寺に寄進した「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅は圧巻でした。

どこかの流派に所属している画家ではなく、ほぼ独学で描いた人なんだそうだけど、
この時代の日本画家には珍しく、花びら一枚の中に濃淡があって立体的に描いたり、
南天の実は、塗り重ねによって、色の幅を出したり、
紅葉は、裏から色を重ねることで、表情を表現したり、
1センチ角のモザイクで象のある景色を描いたり、これってパソコンの粗い画像みたい。

いろんな技法や、斬新な画法で、しかも精密な絵あり、シンプルなのに大胆な絵ありで、
誰かの流儀を学んでないとすると、どれだけ知識や技術が豊富だったんだろうと、不思議。

「私の絵は1000年後に理解される。」と謎の言葉を残したそうだ。

      ↓

ということで、ここからはもなみの想像。

      ↓

若冲は、実は江戸時代から見て1000年後の、つまり今から700年後の人で、
江戸時代に、タイムスリップしたんじゃないかと。

だから、当時ではありえない表現方法とか、構図とか、技術を知っていたんだ!

1000年後の自分のいた時代なら、絵は理解できるはずだ。

でも、意外にも早く、実は300年後の趙高感度カメラなんかの発達で若冲が思っていたより700年前に彼の絵は理解されて、現代で高く評価されるようになった。

とかね。

若冲は、江戸時代に生きていても、適当な時期になったら1000年後に戻れると思っていたんじゃないかな?
元に戻ったら、自分で自分の絵を理解してあげようって思っていたのかもしれない。

だとしたら、結局江戸時代に亡くなったのは、残念だったのか?それもそれでよかったのか?


あああ~~~。信長コンツェルトの見すぎだ。
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3 コメント

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ハダカデバメズミ!若冲さん! ワォ! (おうな)
2016-04-29 14:19:24
もなちゃん こんにちは。

ゴールデンウイークに入りましたね、 もなちゃんも今のところ元気はつらつ♪ この調子の持続をお祈りしていますよ♪

ハダカデバメズミ君のお話し、びっくりです。蜂や蟻の世界ですよね、またがんに罹患しないなんて。
だいぶ前に見たNHKの番組のなかで「人間」は進化とともに「病」をたくさん抱え込んだ由。どうも進化することとがんも関連があるようなこと言ってました。オヨョですね。
もなちゃんのブログは衰えかけたおうなの脳をトントンと刺激してくれます。
伊藤若冲さんの絵のお話し、1,000年後?の謎かけ?、いやいやおうなも居眠りしているうちに1,110年前の京都へ行けるかな?もうちょっと昔の奈良時代や飛鳥時代も行ってみたいし~、、、
あら~ 若冲はんに叱られそうやわ、、、 子供時代の夢だった「絵描きさん」になるためにお弟子さんにしてもらわれへんやろか?

もなちゃんの土産話 おおきに♪ でした。
返信する
こんばんは。 (おうな)
2016-04-30 21:21:13
もなちゃん 昨日の続きです。

昨晩NHK BSプレミアムの放送を録画しておきましたのでゆっくり観ました。
嵐の大野智君が案内役をしてました。
たぶんこの展覧会の一部分だったようですが、息をのむような細密画をまた拡大したり分解したりしてオドロキでした。
ほんとに若冲さんをよく理解できる人々の登場を1,000年先かと宣われた自負心! なるほどと思わざるを得ませんでした。
黄金色に輝く鳳凰の色の作り方、重ね方、裏張りの黒で輝くような金色に光る仕掛け! オドロキでした。

昨日のおうなの戯言は恥ずかしい限りです。
もなみさんの大切なこの場所をけがしましたこと深く反省してお詫び申し上げます。ごめんなさいね。
返信する
BSプレミアム見たかったです (もなみ→おうなさん)
2016-05-01 23:31:46
おうなさん こんにちは。
BS プレミアムでやっていたんですね?
あー、見たかったです。

確かに、実物は素晴らしかったのですが、とにかく人が多くて、人々の頭の向こうに絵があったので、あんまりよく見えませんでした。
じっくりテレビで見直したかったなー。

ハダカデバネズミの話しは、何年か前の現代文の入試問題文で出されたものなんです。
その中では、真社会性生物という話でしたが、調べていく内に、ガンにならないとわかって、これは、皆さんに知って欲しいなって。
それでブログにアップしました。

期待したいですね?
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